「望郷編」初の映像化作品
そんなカリスマが出演する最新作は、ディズニープラス「スター」で世界独占配信中のオリジナルアニメシリーズ「火の鳥 エデンの宙(そら)」。同作は、“漫画界のカリスマ”手塚治虫のライフワークの一つであり、読むたびに心に訴える「火の鳥」が原作。全12編の中から「望郷編」が、数多くの名作を手掛けてきたSTUDIO4℃によって初めて映像化された。
舞台は、人間が地球以外の星へ移住するようになった時代。主人公のロミと恋人のジョージは2人だけの新たな生活を始めるべく惑星・エデン17へと降り立つ。しかしそこは荒廃した土と岩しかない枯れ果てた星だった。必死に水源を探し、畑を耕す毎日の中でロミが妊娠。大喜びするジョージだったが、大地震による事故で彼は帰らぬ人となってしまう。
ジョージの忘れ形見でもある息子・カインが将来独りぼっちになることを恐れたロミは、カインに「13年後に目覚める」ことを約束し、自らコールドスリープに入る。しかし、システムの誤作動でロミが目覚めたのは、1300年後のエデン17だった。
窪塚演じるジョージは、第1話でフェードアウトしてしまうが、ロミと子どものために命懸けでエデン17の水脈を見つけ、次世代に命をつなぐ役割を果たした。20代のはつらつとした感じをイメージして演じたそうで、出演にあたって「自分が手塚治虫先生の作品に関わることができるなんてとても光栄でした。僕らがどんな時代に生きていようとも伝わり、かつエンターテインメントとして楽しめる作品だと思っています」とコメントを寄せている。
なお、同作はディズニープラス「スター」での配信に加え、11月3日(金)には「火の鳥 エデンの花」としてエンディングが異なる劇場版の公開も決まっている。
◆文=月島勝利
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/phoenix-eden17/
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