映画「BAD LANDS バッド・ランズ」が9月29日(金)に公開される。公開に先駆け、9月22日に映画の舞台となった大阪で「公開直前プレミアイベントin大阪・てんしば」が、23日には「大阪凱旋舞台挨拶」が開催され、本作の主演である安藤サクラ、山田涼介、監督の原田眞人、サリngROCK、一木美貴子、田中沙依、山田蟲男が登壇した。
安藤サクラ、大阪撮影時にあった出来事を暴露
同作は特殊詐欺を生業とする主人公のネリ(安藤)と、その弟ジョー(山田)が、思いがけず“億を超える大金”を手にしたことから始まるクライムサスペンス。安藤は、大阪での撮影について「西成で撮影した時に、役のビジュアルのせいか“お前許可もろてんのか~”と、実際に地元の方に絡まれたんです(笑)。でも悪い感じは全然しなくて、興味を持ってくれたのかなと逆に温かさを感じました!」と裏話を暴露。
原田監督も「あの街の空気感に合っている、レトロな感じがしたね!」と当時を振り振り返った。山田は、関西では滋賀での撮影のみだったため「安藤さんのスケジュールには大阪撮影が入っていると聞いて、“いいな~”とうらやましかったです(笑)」と残念がる表情を見せると、すかさず安藤が「でもさっきお好み焼き食べたもんね?」とフォローし、姉弟のような掛け合いを見せた。
原田監督、安藤&山田の演技に思わず「編集しながら涙ぐんだ」
原作「勁草」刊行時(2015年)に、自ら映画化制作を志願したほど作品の世界観に引き込まれたという原田監督は、キャストたちの演技に関して「これ以上のものは望めない、パーフェクトなものだった! この二人(安藤と山田)の演技を見ていると、編集しながら涙ぐんでしまいました」と、満足げな様子で話すと、安藤は「私たち、これ以上できないぐらい頑張ったよね!」と語った。
そして最後に、監督は「また大阪に戻ってくるので、盛り上げてください! みんなで一緒に頑張りましょう!」、山田は「かっこいい日本映画になりました。ここからはみなさんの手で育てていただければ嬉しいです!」、そして安藤は「みなさんも“共犯者”ですので、身近なお父さん世代にもお声がけいただけたらうれしいです!」と、改めて作品をアピールし、二日間による大阪での凱旋イベントは幕を下ろした。