植物学という学問の大きな流れに身を置いてきた者として、果たすべき役割がある、という波多野の考え方。それは、万太郎が初めて大学の門を叩いた時に理学博士の田邊(要潤)が口にした“ノブレス・オブリージュ”にも通じる。そして、寿恵子の「この国の植物学に、あなたの名前が刻まれるでしょ?」の一言は、「名前のない植物などない」という一心で植物に向き合ってきた万太郎にこそ響く言葉だ。
そんな万太郎と波多野、寿恵子の様子をニコニコ見守る藤丸。3人の思いが届き、万太郎は理学博士号の取得を決心した。
「#朝ドラらんまん」トレンド入り
最終週にふさわしく、万太郎の歩んできた道を振り返るような波多野と寿恵子の言葉。そして何より万太郎と波多野、藤丸の変わらぬ友情に、視聴者からも「波多野藤丸コンビ最高!」「3人の友情がずっと続いていることが本当に嬉しい」といった声が続々。
また、博士号授与式に姿を見せた徳永名誉教授の好々爺然としたたたずまいも注目を集め、放送後は「#朝ドラらんまん」がトレンド入りする反響を見せた。
残り2回となった「らんまん」。9月28日(木)放送の第129回では、理学博士となった万太郎が改めて、図鑑完成への決意を固める。また、この回でも懐かしい顔ぶれが新たに登場する。