――移住を決意した心境は?
元々、オートバイや釣りが好きなのでここ1年ほど、東京近郊の田舎で遊びの拠点となるセカンドハウスを探していました。そんな時に偶然このお話をいただき、自分で自分を実験してみようと決断しました!
田舎暮らしは楽しいこともたくさんあると思うのですが、大変なこと、つらいこともリアルに理解しておくことは決して無駄にならないとも思いました。
――移住に当たって、ご家族の反応は?
元々勝手に生きてきたタイプなので、大学生の娘は「どうせまた勝手なことを始めるんでしょ?」と、あっさりしたものでしたね(笑)。妻はアウトドアが得意ではないので、「行って来たら?」みたいな感じで…。
母は「うらやましい!」と言っていましたが、9月に舞台があるらしく、「それどころじゃないわ」と言われました(笑)。
――美瑛町の印象は?
北海道は仕事でさまざまな場所を訪れていますし、ロケで長期滞在もしたことがありますが美瑛は初めて。美しい町ですが、自然もそのまま残っていて素晴らしい。観光地とは違う、手つかずの自然があるので、森の中を探検してみたいですね。
――他に、美瑛でやってみたいことは?
実は僕、アルバイトをしたことがないんですよ。19歳でデビューして以来、一度も一般的な社会に入ったことがなく、給料というものをもらったことがないんです。
美瑛では農業のアルバイトもあると聞いたので、ぜひやってみたいですね。東京に住む僕らは青果店やスーパーなど“農業の出口”しか知らないので、“入り口”を体験してみたいという思いがあります。
動物も好きなので、酪農にも興味がありますね。体力は多少自信がありますし、1回トラブルにぶつかってもめげないしつこいタイプなので、そこは強みかなと思っています(笑)。
とにかく3カ月後には「美瑛町のことはいいところも悪いところも僕に聞いて!」と言えるようになりたい。観光地としてではなく、その奥にある北海道のリアルな生活を知りたいなと思っています。
――移住体験を通して、視聴者の皆さんに伝えたいメッセージは?
僕の移住体験を通して、同世代の皆さんには「50歳を過ぎたら、もう大人はやめて子どもになろう!」というメッセージを送ることができたら…。
誰しも、子ども時代は夢を思い描いて生きていたと思いますが、この年齢になって夢を実現するには、多少ワガママを押し通したり、強引にごり押ししないと何事も始まらない。無理をしてもやる、それが大事なことかなと思うので、この美瑛での奮闘を通じて、そこを皆さんと共有できたらなと思っています!
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