全ての審査が終わり、最後の条件となる「姿勢」を考慮して、最終的な韓国合宿進出者を決める段階に。実力はJ.Y. Parkが判断できるが、人柄や取り組む姿勢までは正直分からない。そこで、トレーナーやスタッフに評価をしてもらい、加えて参加者同士がどんな関係を築いたのかを知るため、合宿中毎日「友情レター」として、誰か1人に充てた手紙を書いてもらっていたのだ。
J.Y. Parkは合計80通の手紙を読み、朝が弱いショウケイが毎日起こしてくれたユウキに感謝していること、テストの時に弱気になっていたセイタやエイジをミラクが勇気づけていたことなど、テストだけでは分からなかった一面を知るのだった。
「成功したチームは実力だけが優れているのではなく、メンバー同士が仲が良い」とJ.Y. Parkは語る。互いを大切に思い励まし合うチームでなければ、実力も伸びないし、ファンも応援しない、と彼は考えている。「JYPのアーティストは、みんな性格人柄が良い」と言われる所以だ。
こうして、日本合宿期間の最終順位の発表へ。1位になり、まず韓国合宿進出を決めたのは、姿勢評価で2位となったトモヤ。「今回の合宿を通して、最高の仲間に出会えて本当に良かった」と、日本合宿を振り返った。
2位はユウキ。3位はハル。4位はエイジ。そして5位は、姿勢評価で1位となったミラク。「韓国に行っても、いい人でいられるように頑張りたい」と思いを語った。
9位のショーンまで続々と名前が呼ばれたところで、J.Y. Parkから「韓国合宿行きは残り3人」と告げられ、一気に緊張が高まる。10位で呼ばれたのはソウダイ。そして、11位でセイタが呼ばれ、残るはあと1人…。
J.Y. Parkは「Niziの奇跡」と前置きして、「ソケンです」と告げた。心底驚いた表情のケン。驚きすぎて何と言ったらいいのか分からないと感無量になりながら「これまでの倍以上頑張って、成長した姿を見せられたら…」と決意を新たにした。
残念ながら韓国合宿行きがかなわなかった参加者たちに「僕も数多くのオーディションに落ちた」と話し出したJ.Y. Park。だから「今回名前を呼ばれなかったのは特別じゃなかったということではない。これからも自分自身を発展させてほしい」と励ました。
発表が終わった後も、なかなかその場を去れない参加者たち。「絶対、違う形で会いに行く!」と気持ちを新たにするショウケイを「ずっと応援してるから」と激励したり、「モチトッキ」チーム唯一韓国に行けないリオを「頑張ったって自分に言ってあげて」とメンバーが抱きしめたり…。出会ったばかりの日本合宿初日にはぎこちなかったが、何にも代えがたい絆が生まれ、この経験は誰にとっても大きな財産となったはずだ。
韓国でのトレーニングを経て、デビューが決まるまでの様子は「Part 2<完全版>」として、10月13日よりHuluにて独占配信スタート。10月7日からは日本テレビにて「実況!ニジプロ2」(毎週土曜昼2:30-3:00、日本テレビほか)も開始。加えて、朝のTV情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)でも毎週水曜に引き続き特集が放送される。12人の中からデビューを掴むのは誰なのか、さらに激しくなる戦いを見守りたい。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部
1位 トモヤ(福岡/JYP練習生)
2位 ユウキ(兵庫)
3位 ハル(大阪/JYP練習生)
4位 エイジ(愛知)
5位 ミラク(東京)
6位 ユウヒ(和歌山/JYP練習生)
7位 タイガ(東京/JYP練習生)
8位 ユウ(福岡)
9位 ショーン(兵庫)
10位 ソウダイ(宮崎/JYP練習生)
11位 セイタ(埼玉/JYP練習生)
12位 ケン(東京)
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