社会現象を巻き起こしたアニメ「花咲くいろは」、BS松竹東急にて放送中 老舗旅館で女子高生が大奮闘
BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、2011年に放送され社会現象を巻き起こしたアニメ「花咲くいろは」を放送中。石川の老舗旅館にやって来た女子高生・松前緒花(CV:伊藤かな恵)が、そこで出会う人達との新しい生活の中で、さまざまな壁にぶつかりながらも成長していく青春ドラマだ。本作は9月19日の夜11時30分より第1話の放送がスタートしており、10月17日(火)の夜11時30分からは第5話が放送される。
女子高生が老舗旅館で奮闘する青春ドラマ
第1話で、主人公である女子高校生の緒花は、母・皐月から突然「夜逃げをすることになった」と告げられ、“喜翆荘(きっすいそう)”という名と電話番号が書かれた一枚の紙切れだけを手渡される。今までとは違う自分になりたいと夢見ていた緒花ではあったが、戸惑いながら、今まで会ったこともない祖母の居る、大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘での新たな生活をスタートさせることとなる。
第2話では、緒花は祖母の四十万スイから「従業員として働きながら高校に通うこと」と厳しく言われ、スイが経営する“喜翆荘”で新たな生活を歩み始めることに。思い描いていた生活とは程遠い毎日だったが、従業員たちと打ち解けるために奮闘する緒花。しかし、その頑張りは裏目に出てしまうのだった――。
第3話では、“喜翆荘”で長逗留をしている売れない小説家・次郎丸太郎(じろうまる・たろう)の書きかけの原稿をゴミと勘違いして捨ててしまい、翌朝、緒花はまかないの支度途中に姿を消してしまう。従業員たちが「東京に帰ってしまったのでは?」と心配する中、スイは旅館の大掃除を命じる。しかし、次郎丸はかたくなに部屋に入られることを拒み…。
第4話で、緒花は民子、菜子と同じ学校に通うことに。東京から来たということで女生徒たちには質問攻めにあい、さらに人気のある民子と一緒に住んでいるため、男子からは詰め寄られる。
そして10月17日(火)には第5話が放送予定。同話で緒花と民子は、“喜翆荘”の板前で民子を指導する先輩でもある宮岸徹が“ホットパンツ姿の結名”をバイクに乗せ走り去る姿を目撃する…。
モデルとなった聖地にファンが殺到し社会現象に
同作は、石川県の温泉街が舞台となっており、2011年の放送当時、モデルとなった金沢市湯涌温泉には全国から大勢のファンたちが足を運んで宿泊したり、劇中で描かれた場所で記念撮影を楽しんだりするなど、大きな話題となった。
東日本大震災の影響が懸念された5月の大型連休も、直前には予約が殺到し、全9旅館で満室に。劇中で紹介された「湯涌サイダー」も飛ぶように売れ、湯涌温泉観光協会は「アニメを通して湯涌や金沢、石川を知っていただいたお客様がリピーターとなってくれればうれしい」と、このにぎわいを歓迎していたという。
そんな本作の見どころといえば、喜翆荘での生活に必死で向き合う緒花の姿だろう。ネット上では本作について、「人が成長していく姿って本当にいい。“私も頑張ろう”って思える作品」「周りの友達や喜翆荘の人たちと紆余曲折あるのが面白いし、緒花の成長していく感じも応援したくなる」「漠然とした将来にモヤモヤしつつも、常に変化を求めてがむしゃらに走り続ける緒花に元気づけられた」などのコメントが多数寄せられている。