その後ピアノの引き取り手が見つかり、どこか浮かない顔をする恵太。するとオーナーは恵太の複雑な心境を悟り、「ストリートピアノとして置きませんか」と提案する。そこへ美歩もやってきて、「大賛成!そうしましょう!」「花織さんもきっと賛成します」と後押し。恵太は悩んだ末、翌日からしばらくの間、お店のピアノを“ストリートピアノ”として活用することにした。
その後お客にピアノを楽しんでもらっていると、ある音だけ出ないことに気付く。その夜再び花織の幻影が現れ、恵太が音が出ない鍵盤について尋ねると、花織は“自分が亡くなる前日までは音が出ていた”と告げ、「あの日(私が死んだ日)、何かが欠けたのね」と意味深に呟いた。
ピアノは無事修理され、街の人に演奏してもらるようになった。そんな中、ピアノの音色を聞きつけた青年・今西浩平がやって来る。浩平はピアノを見ると「弾かせてもらっても良いですか?」と尋ね、流暢なノクターンを奏で始める。
その場にいた全員が彼の奏でる音色に酔いしれる。演奏を終えると、浩平は花織の写真に目をやる。その瞬間、恵太は「花織と何か関係があるのだろうか?」と思い始めるのだった――。
次回予告では、美歩が男性のことを「思い出しました!あのピアノが上手な人のこと」と発言するシーンや、恵太が浩平に“花織との関係性”を尋ねるシーンが描かれている。青年が花織と何らかの関係があったことは間違いないが、一体どのような人物なのだろうか。第2話は10月14日(土)の夜11時から放送予定となっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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