伝説のアイドル・西城秀樹さんが時代を超えて愛され続ける理由、唯一無二の“ワイルドさ”と歌への情熱

2023/10/13 18:00 配信

バラエティー コラム

アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに起用

「西城秀樹 秘蔵映像!#1」映像提供:スポニチクリエイツ/毎日映画社


一方で、新しいオリジナルのヒット曲を生み出すことも忘れていない。1991年4月にリリースした「走れ正直者」の大ヒットは西城さんにとっての一つの大きな記念碑的作品となった。人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマに起用され、新たに低年齢層のファンも獲得。同アニメの中にもまる子が憧れるアイドルとして度々その名が登場しており、その西城さんの魅力が再認識、再評価された。

“歌”だけじゃない、西城秀樹さんの出演バラエティが衛星劇場で放送中


2000年以降も楽曲のリリースを行い、コンサートなども精力的に行っていたが、2003年に脳梗塞が発症し、それ以降は病気と闘いながらの活動となった。病と闘いながらも歌、音楽への想いは熱く持ち続け、2018年4月14日の「〜一緒に歌おう!青春の歌〜同窓会コンサート2018 in足利」に出演したが、その約1カ月後、5月16日に63歳の若さで亡くなった。

アイドルの枠を超え、歌もライブパフォーマンスもアーティストとして1つのスタイルを確立。その情熱と輝きは令和の時代になっても変わることなく、残した歌で多くの人に感動と勇気を与えている。そして、歌はもちろんだが、「衛星劇場」で放送が始まった「カックラキン大放送!!」からも西城秀樹さんの魅力をたっぷりと味わってもらいたい。

冒頭で触れたように、「カックラキン大放送」はお茶の間定番バラエティとして人気が高かった。1979年6月1日放送回で、人気コーナー「お笑いお茶の間劇場」に西城さんが登場。ボストンバッグ一つ抱えてやってきて、郷の留守宅に上がり込んでしまう、という登場の仕方だった。1981年6月5日放送回の#267や1082年12月17日放送回の#342はCS初放送。#267では研のコーナー「ナオコお婆ちゃんの縁側日記」に郷と一緒に登場。#342では「お笑いお茶の間劇場」でディレクター・野口による“スター・西城秀樹の一日”という番組作りを行ったり、バラエティにおける西城さんの魅力をたっぷりと味わうことができる。

他にも、毎日映画社が所有する西城さん関連の60本以上の芸能ニュース映像から厳選した4本「西城秀樹 秘蔵映像!」が4カ月連続で放送される。こちらは貴重な映像が満載なのでぜひチェックしてもらいたい。