美味しいごはんのあとの後片付けもキッチンに並んで一緒にするシロさんとケンジ。ケンジはお皿を洗いながら、先日の散歩はハード過ぎたと愚痴を言う。「ストイック過ぎるよ。シロさんが昔と全然変わらない理由がわかった」とケンジ。
するとシロさんは「でもな、いつの間にか変わっているっていうのも悪くないよ。みんな子どもや孫ができたり、仕事の仕方が変わったり、案外普通に変わっていってるだろ」という。ケンジも感慨深そうに「そういうのはそうだね」と同意する。
シロさんが「どっかで覚悟決まって受け入れていくのもいいなって。俺もそろそろ年相応にならなきゃなって」としみじみという。ケンジはシロさんが言うとなんか嫌味だと若く見えるシロさんに文句をブツブツ言うのだった。
何気ないシロさんのセリフに人生の重みを感じてしみじみとさせられつつ、ケンジがクスリと笑わせてくれて、相変わらずのお似合いのカップルにほっこりとした。
◆構成・文=牧島史佳
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