――TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)やアニサマといったフェスにソロで参加、現在ツアーに、声優業…と、今年はものすごく多忙な年なのではと想像しますが、芹澤さんのモチベ維持の秘訣はどこにあるのでしょうか?
確かに、ずっと何かしら忙しく活動させてもらっています。ただ、私は「必要とされたい」「好きって言われたい」っていう気持ちが凄く強いので、「“芹澤優ちゃん”に出てほしいってことですよね!?」みたいに考えるとそれだけでこなせちゃうんですよね(笑)。仕事という感覚よりも、「やらせてもらえるなら、やりたいです」って感覚で、わりかし何でもやれちゃいますね。
――めちゃめちゃ働き者ですね。
確かに働くのは好きだと思います。あんまり1人でいるのも好きじゃないですし…。
――声優業の方も今年は出演作も多く、秋アニメ「私の推しは悪役令嬢。」では主演も務めています。総合的に「イケイケ」な印象ですが、ご自身的にはどういう状況でしょうか?
いやいや、まだまだ“芹澤優ちゃん”のポテンシャルはこんなもんじゃないです! そう生まれた時から思っているので、もっともっと大きな夢を叶えたいですね。
――以前のi☆Risインタビューで語っていた「私が芹澤優の一番のファン」という言葉が印象的でした。「なりたい芹澤優ちゃん像」の進捗はご自身的にいかがでしょうか?
それこそ本当に「なりたい“芹澤優ちゃん”像」に大きく近づけた進歩があったのは、この2023年だったなと思います。作品に出たり、アニメのタイアップ曲を歌ったり…っていう部分では自分でもかなり近づけたなって。でも、私はまだまだいけるはずだとも思っているんです。より「なりたい“芹澤優ちゃん”像」に近づくためには、やっぱり、もうちょっと泣かないようになりたいです。
――泣かないように?
そうです。テンパっちゃったりすると、ライブのMCとかでも結構すぐ泣いちゃったりして…。もちろん、そういう瞬間があるのはドラマチックで好きなんですけど、売れてる人って、凄く落ち着いているじゃないですか。何かトラブルがあっても「あ、全然大丈夫ですよ」みたいな。ああいう動じない人間になりたいですね。
――「私が一番私を推してる」「自分が芹澤優の一番のファン」というマインドは、凄く素敵ですよね。それは芸能界に入る昔からですか?
そうですね。タレントをやる前の方が、圧倒的にもっと好きでしたね。
――ずっと自分のことを好きでいられるコツや理由はあるんでしょうか?
多少揺らぐこともあったりするんですけど、結局、好きに帰ってこられるのは、これまでの28年間、自分の好きを研究し続けたからだと思います。「もっとこうした方が自分を好きになれる」とか、「○○ができるようになったらもっと自分を好きになれる」とか、自分を好きになれる要素をずっと研究してるからなのかなって。
――凄く素敵ですね。見習いたいです。
私自身、研究者なんだと思います。自分の(笑)。