ムロツヨシ“蔵前”が学んだ信じて待つことの大切さに「意外とできないことだよね」の声<うちの弁護士は手がかかる>

2023/10/21 19:23 配信

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蔵前は杏のためにSNSの運用を始める


蔵前は、杏の営業成績を伸ばすために、SNSアカウントを運用することに。杏のベストショットの撮影に成功した蔵前は、周りに「女優さんのやつみたい~!」と褒められ、まんざらでもない様子。

そんな中、杏は中学時代の同級生・若宮から、自分をいじめていた合田を訴えたいと依頼される。法律関係ではまだまだ力になれない蔵前だったが、運用を始めたばかりのSNSを使い、「同窓会」を開くことに。

さまざまなことを想定し、先んじてテキパキと「同窓会」の準備をする蔵前は、元敏腕マネジャーの能力を見せつけていた。しかし、今回は蔵前の能力が蔵前自身をモヤモヤさせることになるとは誰も予想していなかったように思う。

蔵前は杏との関係に悩む


杏は若宮が不登校になったきっかけである「葬式ごっこ」の首謀者が合田だという証拠を得る。だが、若宮の母親・翔子が合田にコメントで誹謗(ひぼう)中傷をしていることが発覚し、訴えを起こすことが難しくなってしまう。

法律の知識がない蔵前は「どうすれば?」と、杏に助言を求めるも「うるさい!」とばっさりと拒否されてしまう。落ち込んだ様子の蔵前は、何も言ってくれない杏と何でも話し合える関係になるにはどうしたらいいのかと、カオリ(安達祐実)に相談を持ち掛ける。

そんな蔵前にカオリは考えている人から何かをすぐに聞き出そうとすることがだめだと指摘し、「黙って待ってろ!」と告げる。常に話を聞き出してきた蔵前のマネジャーとしての能力が、いいことばかりはなく、蔵前自身をモヤモヤさせる原因になっていたと分かるシーンとなった。

蔵前はいつもと違うアプローチにそわそわ


カオリの言葉通り、「いじめ問題」をどうにかしようと試行錯誤を繰り広げているであろう杏を信じて黙って待つことにした蔵前。部屋の前でうろうろしたり、のぞき見たりとこれまで培ってきたアプローチとは異なる方法で杏を見守っていた。

いつも率先して話し掛けたり、何かと行動していた蔵前にとって「黙って待つ」ということは本当に大変だったように思う。そんな蔵前に杏は心を開いたのか、自分から歩み寄る。蔵前が自分にも何かできることはあるかと問うと、杏から「できます。馬鹿でもできることをお願いします」と言われ、喜ぶ蔵前。

X(旧Twitter)では、信じて待つことについて「意外とできないことだよね」「せっかちには無理」「蔵前さんよく頑張った」という声が上がった。今回の依頼で杏やカオリから待つことの大変さと大切さを学んだ蔵前。今後、杏のパラリーガルとして、さらに成長するであろう蔵前に期待したい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部