9月におこなわれた東京ドームから始まる日本5大ドームツアーを開催中の「SEVENTEEN」。「独家童話」は同グループのメンバーであるJUNが単独主演、そして挿入歌を務めた青春ラブコメディだ。繊細なリン・チャオと天真爛漫なシアオ・トゥーは、昔から仲の良い幼馴染。シアオにとってリンはかわいい弟だったが、勉強家のリンは飛び級を果たすほどの秀才になり、容姿もクール系のイケメンになっていく。
これだけでも楽しそうな導入だが、物語は“シアオが他の男の子に恋している”というリンの勘違いから始まる。その日を境に態度が大きく変わったリンの真意とは。
2008年公開「ぐるりのこと。」の製作15周年を記念して企画された「橋口亮輔監督デビュー30周年~監督作一挙放送~」は、同監督が誇る珠玉の名作たちを一挙放送する。
ゲイバーで体を売る大学生の微妙な心情を綴る、橋口監督の商業デビュー作「二十才の微熱」。「渚のシンドバッド」は同性の同級生に恋心を抱く少年と彼に興味を持つ少女を中心に、男女6人のひと夏を描く。
さらに2人の同性愛者の男性と孤独な1人の女性が、新しい“家族”の可能性を探る「ハッシュ!」。1組の夫婦が子どもの死を乗り越える「ぐるりのこと。」は、木村多江が第32回日本アカデミー賞:最優秀主演女優賞を受賞した名作だ。
ほかにも信じられないほどの不幸からありふれたすれ違いまで、不器用に日常を生きる人々の姿を繊細に映し出した「恋人たち」。ワークショップでおこなった俳優の即興劇6編をもとにしたオムニバス・コメディー「ゼンタイ」は、3日間、制作費は220万円という“ありえない”異色作である。
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