石川恋、デビュー10周年で連続ドラマ初主演。30代は「表現を通して恩返しすることにフォーカスを当てていきたい」<猫カレ -少年を飼う->
石川恋主演、齋藤潤共演の真夜中ドラマ「猫カレ -少年を飼う-」(10月7日[土]スタート、毎週土曜夜0:00-0:30ほか、BSテレ東ほか)。同作は、累計発行部数20万部超え、青井ぬゐによるコミック「少年を飼う」を原作としたホーム・スイート・ヒューマンドラマ。30歳の独身キャリアウーマンと16歳の猫系男子の同居生活が描かれる。WEBザテレビジョンでは、本作で連続ドラマ初主演を務める石川にインタビューを実施。演じる役についてや仕事観、作品の魅力などを語ってもらった。
自立=ポジティブなことなのに“かわいげがない”と言われる「もどかしさに一番共感」
――今作が石川さんにとって連続ドラマ初主演。オファーを受けた時は率直にどう感じましたか?
連続ドラマの主演は、尊敬している先輩方が真ん中で引っ張ってくださっていた偉大な姿をずっと見てきていたので、その立場が自分に務まるのかという不安はありましたが、俳優業を始めてからの目標のひとつでもあったので、素直にうれしかったです。
――演じる藍と石川さん自身との共通点はありますか?
私も藍と同じ30歳で、環境も重なる点がとても多く、共感する気持ちやせりふがたくさんあります。
――特にどんなところに共感しましたか?
自立して生きていくことは素晴らしいことのはずなのに、出来るがゆえにどんどん鎧を被って強くなり、周りからは近寄りがたい・強すぎる・かわいげがないと感じられてしまうところがもどかしいなと。そのもどかしさに一番共感します。
そんな時に、凪沙という自分の内面を出せる存在に出会えたことが、藍の人間として女性としての成長に繋がっていくんだろうなと思っています。
走り続けてきた20代。30代は「見てくださる方に届ける」
――劇中の藍と同じ30歳で、デビュー10周年も迎えられた石川さんですが、心境の変化は何かありましたか?
30歳を迎えるにあたり、写真集など周りの方がいろいろな思いを持ってやってくださっていたのを見て「20代から30代に変わるというのは、実はとても大きなことなのかな」と思いましたが、私自身の心境の変化は実はあまりなくて。
ただ、20代は自分が走り続けることを優先していましたが、30代は、自分よりも“見てくださる方に届ける”とか、関わってきてくれた方に自分の仕事、表現を通して恩返しすることにフォーカスを当てていきたいなと考えています。
オデッサ・エンタテインメント