Bパートは「情報屋の恋愛大作戦II」。情報屋・フランキーが、想いを寄せるケイシーのために行方不明中の飼い猫・コピを探すストーリー。ロイドに協力を頼むも、にべもなく断られたフランキーは、独力で探すことを決意。さっそく仕事仲間からのタレコミがあり、現場へ赴いたフランキーは、そこで偶然ヨル・フォージャー(CV:早見沙織)と出会う。事情を聞いたヨルは、ランチ休憩中だったにも関わらず、猫探しを手伝ってくれることに。
Season 1のMISSION:16「情報屋の恋愛大作戦」に続く、情報屋・フランキーの恋バナエピソード。これまではコミックリリーフ的な立ち回りが多いフランキーだが、迷い猫の居場所をすぐに突き止めるなど、さすがとも言える情報網を披露しており、「今回のフランキーは一味違うのでは?」という期待感を抱かせてくれる。またフランキーとヨルのふたりがともに行動するのはSeason 1から通じても初めてのこと。新鮮さを感じる一方で、どこかほっこりする組み合わせでもある。
ふたりの猫探しが始まる。まずは「猫型盗聴器」を仕掛けて様子を見るが、猫たちによってこれを破壊されてしまう。続けては、マタタビの匂いを拡散させる「猫誘引装置」を発動。たちまち数十匹の猫たちに囲まれてしまったふたりだが、そのなかにターゲットであるコピを発見する。捕獲のため、フランキーは次々と自慢の発明品を繰り出すが、すべて失敗。そればかりか、コピは車の往来が激しい大通りに向かって走り出してしまう。しかし、ヨルがとっさにフランキーのパワードスーツのパーツを引きちぎり、猫の行く手に投擲することでことなきを得る。こうしてコピを無事保護したフランキーだったが、肝心のケイシーにはすでに彼氏がいる。路地裏にて、人知れずにむせび泣くフランキーなのであった。
Bパート後半の見どころは、フランキーの微妙な発明品の数々。いとも簡単に破壊されてしまった「猫誘引装置」に始まり、余裕でかわされてしまう「ハイパーロングハンド」、射程距離がたったの2mしかない「カメラ型ネットランチャー」、モーターが温まるまで15分もかかる「パワードスーツ」など、珍妙な発明品が目白押し。それでもヨルからは「すごいです!」と褒められ、「任せろ」と自信ありげに応えるなど、ふたりのほのぼのとしたやり取りが絶妙だ。
そのほかにも、たくさんのの猫たちに囲まれたふたりのドタバタっぷりや、最後に見せたヨルの超人的な投擲(とうてき)シーンなど、ビジュアル的な魅力も豊富なエピソード。SNS上では「にゃーん!ネコ祭りー!」「ヨルさんふらふらwww」「ドンマイモジャモジャ」など、猫とヨルのかわいさや、不憫なフランキーへの同情コメントが集まった。
11月4日(土)に放送予定のMISSION:30からは、キービジュアルでも描かれている、Season 2のメインストーリーともいえる新章「豪華客船編」がついにスタート。原作でも人気の高いエピソードだけに、期待は高まるばかりだ。
※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」
■文/岡本大介
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