【ひよっこ通信(18)】みね子、数年ぶりの父との再会も悲劇の幕開け?
第103~107回/7月31日(月)~8月5日(土)放送
世津子のマンションを訪れたみね子は、行方不明になっていた父・実と再会する。しかし実は記憶を失っていて、みね子のことはおろか自分のことすら覚えていなかった。
どんなに訴えかけても泣きすがっても、娘である自分が分からない実の姿に動揺し、「そんなのうそだ!」と部屋を飛びだすみね子。大雨の中、外で立ち尽くしていると、追い掛けてきた実が傘を差し出す。
そしてなぜ世津子の家で暮らすようになったのか、記憶喪失になってからのいきさつを語り始める。すずふり亭の裏では、みね子の帰りを鈴子(宮本信子)と愛子(和久井映見)、時子(佐久間由衣)が待っていた。その顔を見て思わず泣きだしてしまうみね子。
鈴子に「電話ではなく、手紙でお母さんに知らせなさい」と言われ、手紙をしたためる。知らせを受けた美代子(木村佳乃)は混乱するが、茂(古谷一行)にも手紙を見せると、1人東京へ向かう。
待ち合わせていたみね子と一緒に、世津子の家を訪ねる美代子。しかし再会した実の顔を一目見て、妻である自分のことも家族のことも、実が何一つとして覚えていないことを痛感する…。
ひよっこ記者の裏ネタ
東京のことに関してはルーキー同然ながら、いきなり東京のオンナこと高子(佐藤)と電撃結婚まで持っていった三男(泉澤祐希)の兄・太郎を演じる尾上寛之について。
うっかり、仕事をサボって甘味を食べまくる彼の関係者とか、歌舞伎役者だとか思われがちだが、決してそんなことはなく、弱冠8歳で役者(子役)デビューを果たした個性派俳優だ。
しかも驚いたことに、デビュー作の「ぴあの」(1994年度前期)を皮切りに、「ふたりっ子」(1996年度後期)、「甘辛しゃん」(1997年度後期)、「てるてる家族」(2003年度後期)、「芋たこなんきん」(2006年度後期)、「カーネーション」(2011年度後期)、そして今回の「ひよっこ」(2017年度前期)と、実に7作の朝ドラに出演してきた“朝ドラ俳優”。
2009年からことしまで、毎年舞台出演も絶えず、じっくりと今の演技の礎を築いてきた。
個人的には朝ドラ以外では、ドラマ&映画「ROOKIES」(TBS系ほか)での、“意外性の男”今岡忍役が印象的だ。子犬のような目をして、意外な活躍を見せる姿に共感を覚えた人も多かっぺな。安仁屋(エース)になれなきゃ今岡になれ、が当時所属していた草野球チームでの格言だったっけ。どんなチームだ。
さておき、そんな尾上演じる太郎。高子を剛速球のストレートで射止めたものの、ほぼほぼ間違いなく尻に敷かれてそうな予感。さしずめ同情するならリンゴ食べてけろ!ってか? 今後茨城での夫婦生活も描いてほしいのう。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送
【HP】 https://www.nhk.or.jp/hiyokko/
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