ゆりあは伴に刺しゅうを教えることに
ゆりあは、伴が階段の手すりをつけ終えた瞬間からそわそわしていた。これまでお世話になったささやかなお礼として、伴に刺しゅう教室のサンプル品を渡そうとしていたのだ。
きっと器用な性格であれば、伴に渡したいものがあるから待っていてほしいと言えるのだが、ゆりあは不器用な性格なので、それが言えず、急いでサンプル品を取りに行くことにしたのだろう。
伴の息子と自分の名前が、同じと聞いた時から縁があると思っていたと伝えながらサンプル品を渡すゆりあ。断られるかもしれないという不安を抱えていたかもしれないと考えると、少しだけ胸がざわざわした。
しかし、そんな心配は必要なかった。伴は刺しゅうをまじまじと見ながら、ゆりあの想像以上に喜んだのだ。さらに、その後、伴に刺しゅうを教えることにもなり、うれしそうに笑うゆりあにこちらの心も満たされた。
伴の言葉にモヤモヤするゆりあ
ゆりあと伴は、刺しゅうをするための道具を買いに行くことに。その集合場所には、伴の息子・優里亜も一緒に現れ、ゆりあは少し驚いていた。優里亜が来るとは予想していなかったのだろう。
しかし、ゆりあは優里亜もすぐに受け入れ、三人で店へと向かう。店内で優里亜が走り回る姿を見たゆりあは、刺しゅうの道具を諦め、優里亜がより楽しめる場所へ遊びに行くことを提案。
遊びに行った先で、はしゃぐ優里亜を見守る中、ゆりあと伴は互いの話や家庭の話をすることになる。知らなかった一面を互いに知り、距離がギュッと縮まった様子。しかし、伴がゆりあと吾良に向けて放った「憧れの夫婦でいてください」という純粋な言葉に、ゆりあはモヤモヤを募らせることになった。
伴の最高すぎるアプローチ
ゆりあは、姉・蘭(吉瀬美智子)と話したことで、モヤモヤの原因を突き止める。ゆりあは、伴に女性として見られたかったのだ。だからこそ、もう一度、伴と二人で会うことになったゆりあは誰が見ても浮かれていた。
ゆりあが浮かれてしまうのも無理はない。自分を見つけて手を振りながら走って来たり、いつもと雰囲気が違うことに気が付き、すてきだとさらっと言える伴の全てが沼だった。ゆりあでなくても、胸が高鳴ってしまうし、ニヤニヤが止まらない。
刺しゅうの先生と生徒として、楽しい時間を過ごしたゆりあと伴だったが、帰り道では思わぬ接近をすることに。電話に出ようとするゆりあを引き寄せ、伴がキスをしたのだ。遊びなのではと伴を疑うゆりあに、伴は傷付き、ゆりあに会いたいから来たんだと思いをぶつけた。
“おっさん主婦”といわれてるゆりあを、一瞬で女の子にしてしまった伴の真っすぐなアプローチに、X(旧Twitter)では、「最高のきゅんいただきました」「伴ちゃんを見るために生きています」「え、ありがとうございます」「伴ちゃんが沼」ともん絶する視聴者が続出。
一方で、伴が離婚していないこともあり、「どうなるの?」「奥さんが気になる…」「ゆりあが傷つくのだけは見たくない」とゆりあを心配する声が多く上がっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部