後日、荷物を取りに家に戻ってきた律は、じゅんに、自分にとってじゅんは憧れだったのだと告げた。高校で出会った時から、まっすぐで強くて自分の正しさを持つ、きれいな目をした彼女がまぶしくて、じゅんのようになりたいと憧れていたのだと。その感情は恋愛ではない。だから、そもそも上手くいくはずがなかったのだ。でも律は、じゅんに再会して彼女を求める気持ちを止められなかった。一方じゅんも、律と再会し、高校時代のキラキラした関係へのノスタルジーから彼を求めたのかもしれないと感じていた。2人とも、お互いへの気持ちの正体がわからないまま、突っ走ってしまっていたのだ。
律は、これからは欲しいものは諦めずに自分で取りに行き、じゅんに嫉妬しない人間になると彼女に告げ、久々に自分から母親に電話をして、らんと離婚したこと、そして小説を書き始めたことを報告した。彼が母親と向き合って、自分の想いを伝えたのは、大きな一歩だ。
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