孔明「我が君が目指していたものが、今ここに」
英子のステージを感慨深く見守る孔明。英子の歌を聞く笑顔の観客たちを見て、「我が君が目指していたものが、今ここに」とつぶやいた。主君・劉備と目指した戦のない、天下泰平の世を感じる幸せな光景が広がっていたのだ。
孔明の「天下泰平の計 in サマーソニア」総仕上げは、落ち込むケイジも救った。「学ばなければ才能を高めることはできず、志がなければ学ぶことができない」「これで終わりではありません。これからです」と奮い立たせた。
そんな孔明だが、視聴者も恐れていた時が迫っていた。英子が憧れだったマリア(アヴちゃん)のステージに呼ばれてデュエットしているとき、孔明の意識が三国志の世界へ。主君である劉備が待つ門へと歩みを進めるところだった。
意識がまた現代に戻り、「あとわずかのようです」と寂し気に言う孔明。隣にいた小林が「あとのことは心配すんな」と告げたものの、「話ができるやつがいなくなっちまうと、つまんねぇな」とためいき交じりに本音を明かすと、孔明は涙をこらえきれなかった。
孔明のラストにツッコみ!? 反響続々
フェスが終わり、BBラウンジでの打ち上げ。まだ誰もいないなかで、孔明は英子に歌をリクエストした。英子とのこれまでが思い出される孔明。だが意識はまた三国志の世界へ飛び、ついに劉備と対面した。
次第に打ち上げに参加する七海やミア、RYO(森崎ウィン)らが集まり、孔明の姿が見えなくなった。そのころ買い出しに出ていた小林は、流れ星を見て思いをはせた。三国志には、星で孔明の死を悟ったというエピソードがあるのだ。
ひとしきり仲間たちと盛り上がった英子だが、そこに孔明の姿がないことに気付いた。店内を探し回る英子に、寂しそうな小林。
英子がバックヤードに行くと、泣きながら鏡を見る孔明の姿が。「大丈夫でした」と繰り返し、笑い始める孔明。英子の「(写真)撮りにいくよ」に、キリっとした顔つきになって「はい、とりにいきましょう」と返事するラストとなった。
これまでのキャラクターたちも勢ぞろいし、大団円となった最終回。孔明の「とりにいく」はきっとさらなる天下のことも意味しているだろう。
SNSには「最終話泣いた けど、最後笑えた」「涙返してwwwってラストだったけど、最後までスゴく楽しかった！」「最後安心して笑い泣きになった」「『大丈夫でした』と言う孔明が可愛くて可愛くて…」など反響が続々と寄せられ、トレンド1位で有終の美を飾った。
◆文＝ザテレビジョンドラマ部
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