吉岡秀隆“悠作”の断筆宣言が招いた深堀家崩壊の危機<コタツがない家>

2023/11/30 16:05 配信

ドラマ レビュー

近所の店のカウンターで肩を並べて呑む悠作(吉岡秀隆)と達男(小林薫)(c)日テレ

小池栄子主演の水曜ドラマ「コタツがない家」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系/Huluにて配信)の第7話「下僕の逆襲」が11月29日に放送された。本作は、小池演じる会社社長兼カリスマウエディングプランナーの深堀万里江が、夫・息子・父親というダメ男を養う“笑って泣けるネオ・ホームコメディー”。悠作(吉岡秀隆)が漫画家を辞めると宣言。そのことが深堀家の崩壊を招くことに。(以下、ネタバレを含みます)

ダメ男たちのせいで万里江は家でも大黒柱にならざるを得ない状況に


主人公・万里江は、”彼女に頼めば離婚しない”と称される伝説のウエディングプランナー。多忙な中、取材を受けたりもしていて、業界での注目度も高く引っ張りだこ。仕事を生き甲斐にしているが、家族に負い目を感じてもいる。というのも、夫・悠作は廃業寸前の売れない漫画家(ペンネームはフカボリ遊策)で、いつも家の中でゲームをしたり、グダグダ過ごしているだけ。

廃業寸前の売れない漫画家の夫・深堀悠作を演じるのは吉岡秀隆。また、アイドルを夢見るもオーディションに脱落し進路に迷う息子・深堀順基役に、民放ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初出演となる作間龍斗(HiHi Jets)が配役。そして、熟年離婚で一人になり万里江に引き取られる父親・山神達男を小林薫が演じる。

さらに、悠作と一緒に再び一発当てたいという野望を持つ編集者・土門幸平を北村一輝、万里江の部下であり良き相談相手だが自身の結婚には悩むウエディングプランナー・八塚志織をホラン千秋、万里江の母で達男と熟年離婚し楽しい独身を謳歌する貝田清美を高橋惠子が演じている。

また、万里江に憧れ結婚式を万里江に依頼すると決めていた新婦・酒井ひかる役に富田望生、万里江の会社「フェリシュラン」で働くウエディングプランナー・師島澄彦役にオクラホマ・河野真也、同じく「フェリシュラン」で働くアシスタント・首藤凛奈役に石川萌香が配役。

そして、順基と同じ私立高校に通うクラスメート・原木田れいら役に平澤宏々路、志織と同棲する徳丸康彦役に中川大輔、「フェリシュラン」の近くでキッチンカー「ブロンソン」を営み万里江の心の拠り所となる主婦・霞田和恵役に、ドラマ初出演の野々村友紀子が抜てきされている。

駆け落ちした父・達男があっという間に帰還


スナックのママと駆け落ちした達男(小林)だったが、あっという間に深堀家に帰ってきた。“老後”の考えの相違が原因で捨てられてしまったようだ。

「このたび、お騒がせして誠に申し訳ございません。可及的速やかにバイトを再開し、皆様にご迷惑をかけないよう節度ある行動を心がけ、これまで散々無礼を働いた悠作さんには金輪際横柄な態度を取らないことをここに約束します」

これまでとは打って変わって、卑屈なほど低姿勢でお願いする達男に、悠作は「本当かなぁ?」と疑いの目を向けるが、「ここまで言われたら断りづらいですよね」と、再び同居することを許した。

しかし、これが深堀家に最大の危機が訪れるきっかけに。