コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、創作漫画をX(旧Twitter)に投稿する道雪葵さんの作品『クールなふたりは見かけによらない』だ。
2023年11月4日に自身のXに投稿されると、3.8万件もの「いいね」と反響が。そんな作者の道雪さんにインタビューをして、創作のきっかけやこだわりを語ってもらった。
生まれつき凛々しい顔つきのせいで神童になるのではないかと周囲から期待をされてきた主人公・多田野。実は多田野はおっちょこちょいで、何をやっても失敗してしまって期待外れと言われることが多い人生を過ごしてきた。
そんな多田野は仕事で先方に送るメールでミスをしてしまったうえに、自分の会社の社長にまで迷惑をかけてしまうことに。無表情なことから冷徹と恐れられる社長を前に、自分は本当に何をやってもだめだと落ち込む多田野。落ち込んだ気持ちを抱えたまま、帰り道にスーパーに立ち寄った多田野はそこで社長を見かけて…。
顔つきのせいで誤解されやすい多田野と家事ができない社長の名コンビに対し、「最強な2人!」「家事が苦手な社長が愛おしい」といった反響が上がっている。
――『クールなふたりは見かけによらない』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「年の差のイケメン2人が、バディを組んで互いの苦手を克服していくコメディもの」というコンセプトからスタートしました。最初に読み切りを載せていただいていた『ポラリス』さんがおじさま漫画が多かったので、「ここなら載せてもらえるかも」と企画を持ち込みました。個人的に、イケおじがめちゃくちゃ好きなのもあります。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
できるだけ、2人のミスは現実であるあるな失敗をネタにしようと思っています。多田野のメール誤字「〜どす」も、社長がスーパーでおばちゃんの独り言に喋り返してドン引きされるのも、全部自分の実体験です(笑)
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「ジェンガすな!」のところです。ここで笑ったとよく言われるので嬉しいです。
――同作を投稿してからたくさんの反響が寄せられたと思いますが、特に印象に残っている・面白かったコメントがあれば教えてください。
反響のあった一年前の読み切りから、連載にたどり着くまでに時間がかかってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、今回もたくさんの反響をいただきとても嬉しいです。
「電車で読んだら笑ってしまった」とあって嬉しかったです。ぜひ今後も通勤通学のお供にしてもらえたら幸いです。
――今後の展望や目標をお教えください。
多田野がすさまじい聞き間違いをしてトンデモwebCMを制作したり、社長が小学生に囲まれたり、目玉焼きを量産したり、メルヘンなカフェで赤面の歓迎を受けたり、今後も明るく楽しいポンコツバディの日常が展開していきます。冒頭で多田野を叱っている先輩も、かなり「見た目によらない」人なので楽しみにしていてください。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
今回Xに載せたおじさま漫画はLINEマンガで先行連載中です。
(各電子書店では12月15日から配信がスタートします)
ぜひ読みに来てください!
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