<薬屋のひとりごと>里樹妃の毒殺未遂事件、女官の溺死…… 壬氏の命で柘榴宮の調査に向かった猫猫が知る事実とは?

2023/12/10 22:01 配信

アニメ レビュー 編集部おすすめ

アニメ「薬屋のひとりごと」第10話が放送(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

TVアニメ「薬屋のひとりごと」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第10話が12月9日に放送された。後宮で女官が水死体となって発見された事件で、四夫人の一人・阿多妃の過去を調べ始めた猫猫。そこで彼女は衝撃の事実を知る。(以下ネタバレを含みます)

「薬屋のひとりごと」とは


同作は、日向夏の小説を原作とする後宮謎解きエンターテインメント。小説は「ヒーロー文庫」(イマジカインフォス)より刊行中で、「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)および「サンデーGX」(小学館)でのコミカライズも展開されており、シリーズ累計2400万部を突破。中世の東洋を舞台に、「毒見役」の少女・猫猫が宮中で起こるさまざまな難事件を次々に解決する姿を描く。

TVアニメは長沼範裕監督(「魔法使いの嫁」や「劇場版 弱虫ペダル(2015)」など)のもと、TOHO animation STUDIOとOLM(「オッドタクシー」や「古見さんは、コミュ症です。」など)がタッグを組みアニメーション制作を担当。CVは猫猫役を悠木碧、壬氏役を大塚剛央が務める。

玉葉妃と里樹妃のお茶会


堀の中で水死体となって発見されたのは、柘榴宮の女官だった。最終的には入水自殺として処理された彼女は、園遊会で里樹妃(CV:木野日菜)に毒を盛った犯人だったという噂が流れる。というのも、以前から帝が四夫人の中で最高齢の阿多妃(CV:甲斐田裕子)を外し、若い妃を輿入れする噂が立っていたのだ。女官が阿多妃を思って里樹妃に毒を持ったとしてもおかしくはない。

阿多妃はかつて帝との間にできた男児を亡くしている。同じく、男児を失った梨花妃(CV:石川由依)もこのまま皇帝との子を孕まねば、上級妃から外されてしまうのか。かつて帝の通いが減った梨花妃に「世には百千の花がありますが、牡丹と桔梗のどちらが美しいかは決めつけるものではないと思います」と言った猫猫。しかし、後宮の花は実を結ばなければ意味がないという現実を今一度、突きつけられるのだった。

そんな中、玉葉妃(CV:種崎敦美)と里樹妃のお茶会が開かれることになり、猫猫たちは準備に追われる。お茶会といえども要は妃同士の腹の探り合いで、侍女たちも気が抜けないのだ。

お茶会が始まると、甘いものが好きな里樹妃に柑橘の皮を煮た蜂蜜を振る舞う玉葉妃。その瞬間、里樹妃の顔色が変わり、お付きの侍女たちは「また好き嫌いしてるわ」とヒソヒソ陰口を叩く。魚と同じように、好き嫌いではなくアレルギーかもしれないのに。猫猫の機転でどうにか里樹妃は蜂蜜を口にせず済んだが、相変わらずいじめは続いているようだ。

アニメ「薬屋のひとりごと」第10話より(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会