「中村俊輔引退試合~SHUNSUKE NAKAMURA FAREWELL MATCH~」をBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて、12月17日(日)夜6時30分より放送する。引退試合の対戦カードは“YOKOHAMA FC FRIENDS 対 J-DREAMS”。日本サッカー会を牽引し、数々の名プレーを残してきた中村俊輔にとって思い出の詰まったニッパツ三ツ沢球技場にて、横浜FCを支え共にプレーをした戦友たちと、日本代表で共にプレーした戦友たちによる夢の対決が繰り広げられる。
“黄金の左足”で数々の輝かしい戦績を残してきた中村は、桐光学園高校時代に全国高校サッカー選手権で準優勝し、1997年に横浜マリノス(現:横浜F・マリノス)に加入。2000年に初めて日本代表に選出され、U-23日本代表としてシドニー五輪に出場。以後、2010年のFIFAワールドカップまで日本代表として活躍してきた。
また、海外リーグでも名プレーを生み出している。2002年にはイタリア・セリエAのレッジーナへ移籍。セルティックでは日本人として初の欧州リーグMVPを受賞するなど目覚ましい活躍を見せた。その後スペインリーグへ移籍するが苦戦を強いられ、2010年に古巣である横浜F・マリノスに復帰。怪我に悩まされつつも、ジュビロ磐田での活躍を経て、2022年シーズンにJ2の横浜FCで現役を引退している。
引退後は横浜FCでコーチを務めている中村だが、現役時代、その左足が生んだ数々の名プレーは数知れない。中でも伝説として語り継がれているのが、セリエAのセルティック時代2006−2007シーズンに見せたフリーキックだろう。
本拠地セルティック・パークで迎えた条件次第でグループリーグ突破が決まるという大事な一戦。試合終了間際に中村が蹴ったフリーキックは、魔法のようなカーブを描き、密集する選手たちを飛び越えてゴールに突き刺さった。チームの勝利とリーグタイトル獲得を決定付ける伝説の一撃となり、スタジアムを歓喜の渦に巻き込んだ。
日本サッカー界を牽引し続けた中村の引退を惜しんで開催される今回の引退試合。会場となるニッパツ三ツ沢球技場は、中村が全国高校サッカー選手権の出場を掴み取った場所であり、Jリーグ初ゴールとなったフリーキックを決めた場所でもある。
そんな思い出深い場所に、横浜FCと日本代表時代の仲間たちが集結する。日本歴代最強のGKの1人であり、現在はジュビロ磐田のGKコーチを務める川口能活も参戦。横浜F・マリノス時代の中村のチームメイトでもあり、2010年まで共に日本代表として苦楽を共にしてきた戦友だ。
現在FC東京で活躍している長友佑都も駆け付ける。中村と12歳の年齢差があるものの、2010年のW杯南アフリカ大会では日本代表として同じピッチに立っている。中村が2022年の引退会見の際にすごいと感じた後輩を問われ長友の名前を挙げたのは記憶に新しい。
ほかにも、内田篤人、田中マルクス闘莉王、三都主アレサンドロ、稲本潤一、大久保嘉人、小野伸二など、そうそうたるメンバーが名を連ねている。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)