悠木碧の芝居に「猫猫がそこで本当に生きているお芝居」
――猫猫役・悠木碧さんのお芝居の印象はいかがでしたか?
猫猫がそこで本当に生きているお芝居でした。あと、猫猫はとにかくセリフ数が多いんですよね。そんな中、誰かと話しているシーンもそうですが、モノローグ(心の中の声)もほとんど別撮りせずに流れを止めることなくやられていて。その流れの作り方みたいなものは、声優の先輩としても「凄いなあ」と尊敬しています。だからこそ、壬氏として自分がその流れに入っていく時に、集中していい緊張感を持って望めましたね。
――そんな猫猫のシーンやセリフで、特にグッときたものはありますか?
常に感情を露わにしているキャラクターではない分、感情がガッと上がった時の表情やセリフは印象的ですね。毒に対しての腑抜けた「うへへへ」という感じも面白いですし、許せないことへの怒りの表現なんかもグッとくるものがありました。お芝居という面でも非常に勉強になるなと思って学ばせてもらっています。
――ちなみに、壬氏のシーンやセリフで印象に残っていることはありますか?
第7話で、高順と喋っているときの凄くグダグダしているシーンですかね(笑)。一応、真面目に仕事をしているシーンではあるのですが、疲れと、高順相手で完全に気を抜いちゃっていますね。これまでで一番壬氏の“素”が出ていたような気がして、演じていて楽しかったのもあり印象に残っています。
大塚剛央的“一大事件”は「2日連続で……」
――物語ではこれまでも様々な事件が起こっていましたが、最近起こった大塚さん的“一大事件”はありますか?
そうですね…。2日連続で電車の乗る方向を間違えてしまったことでしょうか(笑)。正しく乗ったつもりだったのですが、数分して「何か今、違う駅の名前言ってた気がする!」と思って確認してみたら逆方向に乗っていた…ということがありましたね。しかも続けて2回(笑)。時間に余裕をもって外出したので遅刻は免れましたが、危ないところでした。
――では最後に、2クール目に突入する本作の今後の見どころについて教えてください。
新たに物語の鍵となる人物が何人か出てくるのですが、見方を変えると同じ事件であっても違った印象になったりして、視聴者としても考えさせられるような内容になっていると思います。もしかしたら、1回観ただけでは全てを拾いきれないんじゃないかなと(笑)。僕としては、そんな新しい登場人物と壬氏の絡みも楽しみにしてもらえたらいいなと思っています。1クール目同様に、きっと随所に演出のこだわりが見えると思いますので、1カット1カット見逃さず楽しんでいただけたら嬉しいです。
――本日はありがとうございました!
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