古田新太に泣かされた
続いての質問は水野から「これまで出会った先輩の中で、面倒くさかった先輩のエピソードを“実名”で教えてください」と回答をふられた矢本は、「何で僕なんですか! 俺だけやけどして終わるの嫌ですよ!(笑)」と返すも、「逆マウントを取る人は苦手ですね。やっぱり後輩からあいさつした時に、偉そうにされるよりも、腰低い感じが嫌です…『いつも拝見してます』とか。扱いが難しいです」と語り、水野も「適度に先輩でいなきゃいけないのね…加減が難しい…」と頭を悩ませていた。
一方、吉住は「私は逆に後輩とかをご飯に誘うと顔色をうかがってしまって、あんまりうれしくなさそうだな、嫌なことしちゃったかなとか考えてしまうので、とりあえず欲しい物を買ってあげます。お金で解決する方法が一番だと思います」とアドバイスすると、水野は「お金は惜しむなってことだ!」とどこか納得した様子。
さらに小手は「面倒くさい先輩でも、それが後で糧になったことあります僕。そこにいる古田先輩なんですけど、過去に2回くらい泣かされました」と思わぬエピソードを大胆に告白。古田も驚きを見せる中、「昔、舞台を見に行った時に、『お前、客向きの芝居ばっかやってるから、皆にこけるぞって言われてる』って古田さんに言われて悔しくて、涙止まらなくて…その後反省したんですけど、ちょっと自制して作品に向き合ったら、後日、古田さんに『小手の芝居がつまらなくなった』って言われて、また泣きました(笑)。そこから10年くらいで色々考え直してここまで来れたので、あの時は面倒くさいなと思ったけど、今では感謝してます」と照れ臭そうに話す小手に、古田は「最終的にはよかったんじゃないですか」と返し、会場の笑いを誘っていた。
高杉の体の不調にキャストからも心配の声
続いて、隠し事をしている澪の裏の顔にちなみ「目撃、共演者の裏の顔」というテーマでトークを繰り広げるコーナーでは、撮影中に目撃した裏の顔やエピソードをフリップに記載。
川栄は「体」の一文字を提示。「高杉さんなんですけど、体が弱い部分が何個かあって…例えば、寒暖差に弱かったり、舞台終わりに肩が外れてしまったり…体の不調が多いのに絶対に病院に行かないんです! でもその割に体は鍛えていてジムにはいくのは何で?」と問うと、高杉は何やら笑いがこらえれない様子。
「病院はただ面倒くさくて、それだけなんですけど、ジムはさ、僕は体が細いから行ってるんだけど、過程を見られるのすごい恥ずかしいのよ。結果的に“カラダが大きくなりました”ならいいんだけど、今細いままでジムに行ってますって暴露されたの、すごい恥ずかしいです」と語った。
それに対し、高杉のフリップには「着ない」の文字が。「僕は寒いのが苦手でカイロとかも持っているんですけど、川栄さん上着すら絶対着なくて、ナースエイドの服って半袖で寒そうなのに『大丈夫です』って言い張ってるから」と暴露返しをすると、川栄も「いや脱いだり、着たりするのが面倒なんですよ、むしろ寒暖差で体崩してる高杉さんは弱っちい! 皆が『暑いねこの現場』って言ってる中でカイロ持ってるのがおかしくて、鍛えてちゃんと!って思っちゃう」となかむつまじい姿を見せてくれた。
キャストの衣装にもこだわり
「制服に対して、何か印象はありますか?」という問いに対し、川栄は「ナースエイドの服は、実は最初ピンクだったんですよ。ピンクか水色で迷っているって話を聞いて、出来上がったのがこの衣装なんです。襟が丸くなっていて、すごくかわいい」と応じた。
さらに、ナースエイドだけでなく、小手演じる猿田の衣装にもこだわりがあり「医師の服装のランキングがあって、ランク上位だと紺のスクラブ(白衣)が着れるんですよ。だから大河先生は紺なんですけど、僕はそれに憧れているので白衣の下はネイビーの私服を着ている設定になっています。後、ネクタイとかも動物モチーフになっていて、攻撃的な時は肉食動物になっているかも…」と私服を披露した。
最後に、川栄が代表して「本作は、ナースエイドが患者さんのために寄り添うエンターテイメントドラマとなっていますが、ここにいるキャストの方々、そして1話ごとに出演して下さるゲストの方々、本当にすてきな皆さんと作品を作り上げています。物語の後半になるとサスペンス要素も出てきて、私が演じる澪は誰にも言えない秘密を抱えていたりするので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います」と呼び掛け、終始和やかな雰囲気で会見は終了した。