声優の鬼頭明里が、2月2日に都内で開催された『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』初日舞台あいさつに、花江夏樹、下野紘、松岡禎丞、岡本信彦とともに登場した。
同作品は、吾峠呼世晴による漫画をアニメ化したもので、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎(声・花江)が、鬼になった妹の禰豆子(声・鬼頭)を人間に戻すために奮闘する姿を描いた冒険活劇。
2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始し、2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開、2021年から2022年にかけて『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信し、社会現象を巻き起こし続けている話題作。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』では、刀鍛冶の里を舞台に、炭治郎と上弦の肆・半天狗(声・古川登志夫)との激闘の決着と禰豆子の太陽克服を描いた「刀鍛冶の里編」第十一話の劇場初上映に加え、来たる鬼舞辻無惨(声・関俊彦)との決戦に向けた柱稽古の開幕を描く「柱稽古編」の第一話が世界初公開となった。
舞台あいさつに登壇した鬼頭は、花江が「こうしてワールドツアー上映の初日を、皆さんと迎えることができて本当に『よかったねぇ』という気持ちでいっぱいです」と禰豆子の印象的なせりふを引用したあいさつをすると、「先に言わないでくださいよ!」と不満を漏らしつつ、「『言われた~』って思いました」と悔しさをにじませて笑いを誘った。
また、禰豆子が太陽を克服した姿が描かれたことについて「皆さんも楽しみにしていただろうし、禰豆子にとって大事なシーンだったので、こうして皆さんにお届けすることができて本当に良かったなって思います」とにっこり。
その後、禰豆子が太陽を克服したシーンの話題に。花江が「原作を読んでいる時から非常に楽しみにしていたシーンなので、『ついに禰豆子がしゃべる!』ってなって、『どうやって禰豆子を演じてくれるんだろう』っていうわくわくと、その際の感動がすごかったので、一緒に演じることができてとっても楽しかったですし、炭治郎の気持ちをすごく出しやすかったです」と振り返ると、鬼頭も「一瞬の時間だったけど、心の動きが忙しかったです」と回顧。
さらに、鬼頭は「禰豆子をかわいく演じようと思って! 久しぶりの日常のシーンで『とびきりかわいい禰豆子を見せてやろう』と思って演じていました」と告白した。
◆取材・文=原田健