バカリズムと交流のあるクリエーターたちによる完全オリジナルストーリー
犯人が仕掛けたトリックを暴いていく謎解きミステリーでありながら、コミカルな会話劇と世界観で描かれるコメディー色が強い今作。
メガホンをとるのは、バカリズムも脚本に関わっていた「素敵な選TAXI」(2014年、フジテレビ系)や、「ロス:タイム:ライフ」(2008年、フジテレビ系)で監督を務めた筧昌也。
そして、脚本を務めるのは「となりのナースエイド」(2024年、日本テレビ系)、「ドラゴン桜 第2シリーズ」(2021年、TBS系)など、近年話題のドラマ作品を多く手掛けているオークラ。オークラは「素敵な選TAXI」や「黒い十人の女」(2016年、日本テレビ系)でバカリズムへの脚本協力を経験するなどの親交がある。
人気作や話題作を手掛けてきたクリエーターたちが、完全オリジナルストーリーで本作を盛り上げていく。
篠原涼子演じるミコ&バカリズム演じる森野の役柄
今回篠原が演じるミコは、ミステリー小説家という役どころ。デビュー作から3作連続でベストセラーを記録するも、現在はネタが思いつかず5年間新作が書けていない。その傍ら、持ち前の会話術と洞察力を武器にネット番組のコメンテーター業やコラム執筆をこなすも、そのせいで本業がさらに片手間になってしまっている。
5年前に出した最新作の小説はSNS上で「トリックがダサい」と叩かれ、コメンテーター業でも「なんにでもクビつっこむんじゃねーよ」などと叩かれており、イライラが募る日々を送っている。新作の執筆に煮詰まり、執筆から逃げるために訪れたサウナで森野と出会う。
また、今作は脚本ではなく主演として参加するバカリズムが演じるのは、イップスが原因で捜査ができなくなってしまった警視庁捜査一課刑事・森野。かつてはエリートとして組織内でも一目置かれる存在だったが、とある出来事をきっかけに解けなくなってしまった。
実はミコの作品の大ファンだったが、最新作の完成度が悪く、コメンテーター業ばかりで新作を出さないミコに苛立ちを募らせ「トリックがダサい」とSNSに書き込むなどアンチ化してしまった。刑事でありながら、ノモリというアカウントで日々ミコの小説についてアンチコメントをつぶやいている。