――そんな二人は5話でどういう状況になっていくんですか?
窪田「ずっとひとりで逃げまどっていて、ヤングさん(桐山蓮)と一緒に過ごす時間もあったんですけど、すぐにヤングさんは羽根が生えて飛んでいっちゃうので、またひとりに戻っちゃったみたいな」
永野「そっかあ」
――蓮子は?
永野「いろいろあるけど、市橋と一緒にトビオを探すのがメインですね。でも、トビオとはすれ違いで全然会えなくて……。それでも蓮子は全力でトビオを探すというか、待っているというか」
窪田「そう? 蓮子は罪な女性だと思うよ。市橋を勘違いさせちゃってさあ。帰りに送ってもらったこともあったでしょ?」
永野「(ふくれっ面になる)」
窪田「アハハハ。“私ん家、誰もいないからさ”とか市橋に言ったりして」
永野「だって、それはトビオのためじゃないですか!」
窪田「でもね、それで男のコは勘違いしていくんだから、負の連鎖なんだよ。まあ、蓮子のあの言葉を言ってなかったら」
永野「トビオは死んじゃってたかもしれないんですよ」
窪田「死ぬってことはなかったんじゃないかあ(笑)」
――写真撮影中の窪田さんと永野さんは、トビオと蓮子の関係とは真逆に見えました。世代の差なんでしょうか?
窪田「頑張ってんだよ」
永野「ふふ」
窪田「まだまだ頑張るよ」
永野「アハハハ」
窪田「でも、現場はすごく暑いんだよなあ」
永野「あー、窪田さん、黒くなってる」
窪田「焼けてるよ(とシャツの袖をめくる)」
永野「ホントだあ」
――撮影はロケが多いんですか?
窪田「9割がロケです。スタジオで撮るのは今宵ちゃんの部屋と、部室だけです。でも、次に部室が出て来るのは後半。4人が再集結するまでないので、ほぼロケです」
――原作のトビオと蓮子は、これからいい感じになるはずですが。
窪田「コミックだったら7巻ぐらいですよね。ドラマでもそういうシーンはありますよ」
永野「ありますね(笑)」
窪田「ただ、まだ脚本が完全に仕上がっていないのでわからないです。原作に忠実なドラマ化ですけどね」
永野「そこにドラマらしい面白さもあって」
窪田「蓮子の部屋に行く時のトビオとかね。あのシーンを見ると、トビオは本心を隠す人間なんだなと思う。隠してカッコつけるんだけど、やっぱり一番好きなのは蓮子だから。そんなトビオの気持ちをしっかり受け止めてくれる器があるんだよなあ、蓮子には」
永野「ありがとうございます!」
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