ABEMA将棋チャンネルが提供する「SHOGI AI powered by ABEMA」(以下、「SHOGI AI」)の取り組みが、「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'23/第29回AMDアワード」の優秀賞を受賞したことが発表された。
デジタルメディア協会(略称、AMD)が主催する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/AMDアワード」は、コンテンツ制作者の立場からデジタル・コンテンツ産業の発展のために、デジタルメディアの質的向上、ならびに人材育成を目的として制定されたもので、2023年に開催された「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'22/第28回AMD Award」では、ABEMAにて全64試合無料生中継の「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の取り組みが、大賞・総務大臣賞と優秀賞を受賞した。
今回、優秀賞を受賞したのは、ABEMA将棋チャンネルが2020年1月より正式導入した、将棋の対局をAIにより自動で形勢判断するシステム「SHOGI AI」の取り組みで、8大タイトル戦の生中継をはじめ、ABEMAオリジナル対局など、さまざまな棋戦を放送する将棋チャンネルでは、この「SHOGI AI」の導入で、将棋業界初、対局の形勢を勝率で表示、グラフに即座に反映し、初めて対局を見た方でもわかりやすく、スポーツを見るかのような臨場感を持って楽しむことができる。
加えて、指し手を評価する「AIインフォメーション」の搭載など、初心者だけではなく、将棋にくわしい方もより深く対局を楽しむことができるよう、微修正を重ねている。
2020年の新語・流行語大賞にも「AI超え」がノミネートされるなど、対局のみならず、「SHOGI AI」が提供してきた“AIで対局を楽しむこと”により、将棋ファンのすそ野が広がっている。
さらに、ノーカット、完全生中継の、藤井聡太竜王・名人が前人未踏の“八冠”達成をかけた決定局、「第71期王座戦五番勝負」第4局では、「SHOGI AI」を通じて、藤井竜王・名人が1%から99%へ大逆転する瞬間を放送することができた。
今後も、ABEMA将棋チャンネルでは、「SHOGI AI」を通して、将棋参加人口の間口を広げ、より多くの方が楽しむことができるよう努めるとともに、業界のさらなる発展に寄与できるよう、ABEMAならではの魅力的なコンテンツを提供していきたい。
「優秀賞」受賞理由
解説者による解説に加えて、AIによる勝率予想や候補手なども表示し、幅広い視点で楽しめる、将棋の専門チャンネル。
2023年10月の王座戦では、藤井聡太氏が勝率予想「1%」にまで追いこまれたが、その後、あざやかに逆転勝利し、8冠に。エキサイティングな盤面が多くの視聴者にわかりやすく展開され、大きな話題になった。