キラとアスランの喧嘩シーンでとばっちりを受けたシンが殴られた回数についてクイズが出題。MCが問題文を読み終える前に「2回」の回答を示す青色のペンライトで会場は埋め尽くされた。キラとアスランの熱い友情が垣間見えるシーンであり、TVシリーズからの関係性の変化について保志は「ここにきてアスランと拳の殴り合いができてよかった」と答える。すると石田はすかさず「保志くん、殴り合ってないよ、僕(アスラン)は殴られてないから」とツッコミをいれ、会場は笑いに包まれた。
石田は「組織的には立場が変わった3人だが、個人的には変わってないのかという気がしてました」と振り返り、一方、鈴村も「あのシーンは縮図だなと。「SEEDシリーズ」はキラとアスランが主軸にいて、そこにやっぱりいらんことをする人(シン)がいる。ほほ笑ましかったです」と冗談交じりに答えた。
組織を統率する責任重大な立ち位置のラクスとカガリを演じた田中と森。田中は「森さんとはアフレコ一緒だったのでお芝居のキャッチボールがやりやすかったです」、森も「カガリはTVシリーズから時が流れていたので、代表者として威厳が出たら良いなと思いながら演じました」と役作りの上で意識した点を語った。
新キャラクターとして、ラクスの運命の相手であることを主張し続けたオルフェ。そんな彼の理想と現実について下野は、今まで多くを語れなかったキャラクターということもあり、話せることに喜びを見せつつ「彼は最後の最後まで本当にかわいそうな奴です(笑)」と表現。
「仲間内で反抗されたり壁があったら彼はもっと指導者として素晴らしい人材になったんじゃないかと僕自身は思います」と話した。そんなオルフェを陰で見つめ続けるイングリットを演じた上坂は「イングリットも本当にかわいそうな人、その2です(笑)。けれど最後の最後で、イングリット的には想い人と添い遂げられたという点で、やっぱりオルフェが一番かわいそうですかね」とオルフェへの同情を示し、会場には笑いが湧いた。
終盤は「シン・アスカ、ジャスティス行きます!」、「キラ・ヤマト、フリーダム行きます!」というキャスト陣による発進コールから、西川による主題歌「FREEDOM」のパフォーマンスが始まった。
ラクスのモノローグ朗読ののち、西川は「Meteor ―ミーティア―」を歌唱し、会場を魅了。キャスト陣の生アフレコと西川のパフォーマンスのスペシャルコラボレーションライブに会場のボルテージが沸点に達した。
その後、再び玉置、西川が登壇し、上映中の本作について玉置が「(「Reborn」は)初披露でしたが、ペンライトの色を揃えていただきありがとうございます。楽しかったです」とコメント。西川は「誰がこの素晴らしい結果を予想できたでしょうか。これも長くこの作品を応援してくださる皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございます」と並々ならぬ想いを語った。
MCよりそれぞれの楽曲について質問がなされると、オフィシャルサポーターソング「Reborn」について玉置は「タイトルに“再会”という意味がありまして、20年近くの時を経て「SEED」・「DESTINY」・「FREEDOM」の架け橋になるような、聞いた瞬間あの頃に戻れるような曲にしたいと思って作りました。(映画が)公開してからも聴いてくださり本当に嬉しく思います」と語った。
一方で西川は主題歌「FREEDOM」について「僕はもちろんですが、小室さんがすごい喜んでくださって、すごいはしゃいでいますから(笑)。ご覧いただいて伝わっているかと思いますが、作品へのリスペクト、何よりもガンダムという長きに渡る歴史を紡いだものが全て結実していると。皆さんで“ガンダム”というコンテンツを一緒に支えていきたいと思いますのでよろしくお願い致します」と回答。
そして、玉置は「この作品に再び出会えて1ファンとしてもまだまだ熱が上がっております。ここからまだまだSEED熱、盛り上げていきましょう!」、西川は「これから徐々に世界がこの熱狂の渦に巻き込まれていくと思います。この日本の作品作りの素晴らしさをぜひみんなで届けていきましょう!」とファンに向けメッセージを送った。