<薬屋のひとりごと>ラスト5分、衝撃の展開に“鳥肌” これまでの事件とつながった伏線回収に反響多数

2024/02/20 07:30 配信

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アニメ「薬屋のひとりごと」第19話が放送(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

日向夏のライトノベルをアニメ化した「薬屋のひとりごと」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第19話が2月17日に放送された。第2クールの放送開始から密かに張られていた伏線が回収された今回のエピソード。衝撃のラストに「鳥肌が立った」との声が視聴者から上がっている。(以下、ネタバレを含みます)

「薬屋のひとりごと」とは


同作は、日向夏の小説を原作とする後宮謎解きエンターテインメント。小説は「ヒーロー文庫」(イマジカインフォス)より刊行中で、「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)および「サンデーGX」(小学館)でのコミカライズも展開されており、シリーズ累計2400万部を突破。中世の東洋を舞台に、「毒見役」の少女・猫猫が宮中で起こるさまざまな難事件を次々に解決する姿を描く。

TVアニメは長沼範裕監督(「魔法使いの嫁」や「劇場版 弱虫ペダル(2015)」など)のもと、TOHO animation STUDIOとOLM(「オッドタクシー」や「古見さんは、コミュ症です。」など)がタッグを組みアニメーション制作を担当。CVは猫猫役を悠木碧、壬氏役を大塚剛央が務める。

これまでの事件は解決していなかった


猫猫を身請けしてからというものの、やたらと軍師・羅漢(CV:桐本拓哉)に執着されていた壬氏。その正体は、猫猫の実の父親だった。壬氏はそのことで思い悩み、通常の業務が手につかない。

一方その頃、猫猫のもとに慌てた様子で李白(CV:赤羽根健治)がやってくる。先日、猫猫が出火原因を特定したぼや騒ぎに乗じて祭具が盗まれたというのだ。当時、倉庫の管理者が不在で、管理がずさんになっていたらしい。不在の理由が食中毒と聞いて、ぴんとくる猫猫。その管理者とは、好物である海藻の毒に倒れたあの官僚だった。また、前任の管理者が塩の過剰摂取で死亡した高官・浩然であることが判明。

さらには、タバコの不始末でぼや騒ぎを起こした倉庫番があの日、偶然出会った官女からキセルをもらったと証言した。もしかしたら官女は騒ぎを起こし、祭具が盗み出された倉庫の警備を手薄にさせるため、倉庫番にキセルを渡したのかもしれない。倉庫番の語る官女の特徴に猫猫は覚えがあった。長身で、近くを通った時に微かに香る薬のにおい……。そう、猫猫が薬草を探していたところで出会った外廷の官女・翠苓(CV:名塚佳織)だ。

外廷勤務になってから、いくつかの事件解決に貢献してきた猫猫。その一つひとつは独立した事件に思えて、実は繋がっていたのかもしれない。そして、そのどれもに翠苓が関わっていたとしたら……。憶測でものを言ってはいけないと羅門(CV:家中宏)から教わった猫猫だが、偶然にしては重なりすぎている。

アニメ「薬屋のひとりごと」第19話より(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会