斎藤工“日下”が明かした悲しい過去と報われた思い、永野芽郁“雨”の希望につながるか注目<君が心をくれたから>

2024/03/08 17:40 配信

ドラマ 動画 レビュー

低音ボイスを響かせながら案内人・日下を演じる斎藤工(C)フジテレビ

永野芽郁主演のドラマ「君が心をくれたから」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第9話が3月4日に放送された。雨(永野)の奇跡を見届ける案内人・日下(斎藤工)はどのような人物なのか、視聴者に注目されてきたが、本話でその過去が明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)

第9話は、案内人2人の物語が展開


本作は、ノスタルジックな雰囲気の長崎を舞台に、主人公・逢原雨(永野)が、かつてただ一人心を通わせた忘れられない男性・朝野太陽(山田)と“過酷な奇跡”に立ち向かうファンタジーラブストーリー。脚本は、純愛小説の名手として若い世代に注目の作家・宇山佳佑氏によるオリジナルだ。

太陽の命を救う奇跡の代償として、3カ月かけて五感を失っていく雨。その奇跡を見届ける案内人・千秋(松本若菜)が太陽の亡き母・明日香であることが判明し、第9話は千秋にまつわる物語が展開。そのなかで、もう一人の案内人・日下(斎藤)も過去を明かした。

日下も恋人の奇跡の代償を引き受けていた


覚悟をしたものの、やはり五感を失って真っ暗な中で生きていくことが耐えがたくなり、雨は「私のこと、死なせてください」と日下にお願いした。日下は「それはできません」としつつ、「しかし、気持ちはわかります」とポツリ。1953年生まれだという日下も雨と同じように大切な人の奇跡の代償を受けたのだ。

脚本家を夢見ていた日下は、画家を目指していた白石小夜子という女性と出会い、恋に落ちた。ところが、20歳のとき、彼女が事故で瀕死(ひんし)の重傷を負ってしまう。日下が病院に駆けつけると、そこに案内人が現われた。

雨と太陽と重なるが、日下に提示された奇跡は異なり、小夜子のけがを治す代わりに、「命は助かるが生涯動くことはできない」と言われたけがをそのまま引き受けることだった。

「何があっても変わらず私を思ってくれる」。そう信じていたが、後遺症もなく目覚めた小夜子は、夢のために日下を支えることはできないと手紙を残し、姿を消してしまった。