田中美久のHKT48卒業コンサートが3月9日に福岡サンパレス ホテル&ホールで開催された。12歳でHKT48の3期生として加入し、約10年間活動した田中。同グループでの活動および卒業公演は2023年12月29日に終了しているが、この日はグループをけん引してきたエースのラストコンサートに、多くの卒業メンバーも駆け付けた。
「田中美久 卒業コンサート ~10年分の感謝を込めて!みんなで一緒にみくもんもん~」は、「HKT48春のコンサート2024~ホップ・ステップ・ジャンプ~」初日が行われた夜公演で開催。
1日限りのアイドル復活となった田中の卒業コンサートは「意志」で幕開け。HKT48の団旗を掲げた田中に大きな歓声があがり、自身初の選抜入りシングルとなった「桜、みんなで食べた」など続けて披露する。
田中は「皆さんがたくさんうちわを持ってくださったり、コールをしてくださったり、本当に温かい場所だなと改めて思いました。まだまだ盛り上がっていけたらいいなと思います!」と笑顔で心境を話した。
ユニットパートでは、各チームや期ごとに分かれてのパフォーマンス。同期の3期生パートでは、生バンドで「GIVE ME FIVE!」を披露。同パート終盤には、卒業生が続々登場。同期の矢吹奈子と「生意気リップス」、先輩で2期生メンバーの田島芽瑠と朝長美桜、矢吹、チームKIVキャプテンの松岡はなと5人で「ロマンティック病」、そして1期生の兒玉遥と「12秒」をパフォーマンス。
そして、出演者全員がステージに集合し、「最高かよ」を披露し迎えたアンコール。田中の約10年間の活動を振り返る軌跡映像が流れ、ドレス姿になって再登場。自身が作詞し、故郷・熊本への感謝の気持ちをつづった楽曲「わたしのふるさと」を歌い上げ、メンバー・スタッフ、家族、友人、そしてファンへ感謝の気持ちを伝えた。
その後、3期生が集合し「夢の河」を披露。同期の絆を感じる感動のシーンとなった。親交が深い坂本愛玲菜は「しんどいな、って時も美久がいたから頑張れたし楽しめたし、どんなことも美久といたら全部プラスになった」と感謝を伝え、涙ながらに抱き合った。
最後の楽曲「10年桜」前には指原莉乃が花束を持ってサプライズ登場。大粒の涙を流して喜ぶ田中に、指原は「本当におめでとう。きっとすてきな大人になると思っています。いつかみくりんが俳優さんとして、たくさん番組で共演できたらうれしいなって思います」とエールを送った。
ダブルアンコールが起きたクライマックスでは、再び自身のセンター楽曲「ロマンティック病」を出演メンバー全員で披露。田中は盛大な拍手の中、笑顔でステージを降りた。
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