T.M.Revolution西川貴教が1月1日、東京・日本武道館で'96年のデビュー以来初の元日ライブ「T.M.R. NEW YEAR PARTY '10 LIVE REVOLUTION」を行った。T.M.Revolutionは前日の'09年12月31日から'10年にかけてのカウントダウンライブも同じく武道館で行っており、大みそかと元日の2日連続開催は武道館史上初。数々のヒット曲にファン待望の新曲も織り交ぜ、新年の幕開けにふさわしい華やかなステージを繰り広げた。
オープニングは、白地に緑と赤をあしらった振り袖をアレンジした衣装の西川が登場。ひざを付いて「本年はT.M.Revolutionの新曲のリリースもあり、不惜身命(ふしゃくしんみょう=その道のためには身命も惜しまないこと)を貫く所存であります」と口上を述べ、1曲目の「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」を熱唱。続く「LEVEL 4」では、かっちゅうをイメージさせる衣装に早変わり。この衣装はT.M.Revolutionのライブではおなじみ(?)のホットパンツスタイルで「来年40歳になるのに、こんな格好で歌うとは思ってませんでした」と西川。「HIGH PRESSURE」「WHITE BREATH」「HOT LIMIT」「魔弾〜Der Freischutz〜」など、立て続けにヒットナンバーを披露し、会場に集まった1万人もヒートアップ。西川は「今までの人生で、こんなに大人数で正月を迎えたことがなかったので…なんかいいものですね」と照れながらも喜びを語り、「この気持ちを歌で表現できれば…」と、自らアコースティックギターを弾きながら「BOARDING」を聴かせた。
この後は、「Out Of Orbit 〜Triple ZERO〜」「INVOKE」「Albireo-アルビレオ-」「ignited-イグナイテッド-」と、エネルギッシュなナンバーを立て続けに歌い、アンコールには「vestige-ヴェスティージ-」「resonance」を演奏。ことしは14周年を迎えるT.M.Revolution。本編のセットリストは、主なシングル曲をリリース順に並べるという、これまでの歩みを振り返る集大成的なものだったが、ダブルアンコールでは“ガンプラ30周年公式テーマソング”に決まった「Imaginary Ark」をはじめ、「Lakers」「Naked Arms」と、それぞれ表情の違う新曲3曲も歌い、「T.M.Revolutionはここにいるぞ!」と力強い宣言も。単なる振り返りではなく、次への展開や進化を予感させるステージとなった。
なお、T.M.R.×ガンダムSEEDのコラボレーションよる“ガンプラ30周年”企画盤の内容が決定し、「INVOKE」「vestige -ヴェスティージ-」など、「ガンダムSEED」シリーズへT.M.R.が提供してきた5曲に加え、ガンプラ30周年を記念して制作された新曲「Imaginary Ark」を加えた全6曲を収録。このためだけに制作されたプラモデル「1/144 HGデスティニーガンダムハイネ=ヴェステンフルス専用機(仮)」を加えた、スペシャルガンプラBOX仕様の【初回生産限定盤タイプA】など計3種類が用意される。タイトルや内容の詳細は追って、T.M.RevolutionオフィシャルHP www.tm-revolution.comで発表していく。