アイドルグループ・#ババババンビがワンマンライブ「『馬鹿騒ぎ”天下統一』at日本武道館」を3月14日に開催。新メンバー3人を発表し、8人体制で活動していくことを発表した。
吉沢朱音、岸みゆ、水湊みお、小鳥遊るい、池田メルダで活動開始した同グループは、近藤沙瑛子、宇咲の加入、吉沢、池田の卒業を経て5人で活動中。2023年8月の「TOKYO IDOL FESTIVAL」のステージで念願だった日本武道館ワンマンライブ開催を発表し、翌月にはキングレコードよりメジャーデビューを果たすも、2023年5月から応募開始していた新メンバーオーディションは「該当者なし」で終わり、2024年1月には「3月をもって現体制での活動を終了」と発表してファンを驚かせていた。
本編でMCは2回のみ…パフォーマンスで魅了
念願の日本武道館のステージに立った#ババババンビ。4曲目の後の最初のMCでは、岸が「やりたいことがあった」と観客を立たせると、「アリーナのみんな~」「スタンドのみんな~」とコールアンドレスポンスで大きな会場を実感する。
その後は、#ババババンビらしい“馬鹿騒ぎ”なライブで、本編最後の曲の前までMCなしというノンストップなパフォーマンスを見せる。メンバーたちにとって初めてのトロッコでは、一人1台に乗ってアリーナを駆け巡り、096k熊本歌劇団による殺陣、和楽器とコラボレーションする場面では、太鼓の重低音が日本武道館に鳴り響く中、#ババババンビがメジャーデビュー曲「ゲイシャフジヤマ」などを歌い上げた。
本編最後のMCでは、一人ずつコメント。これまでの活動やファンへの思い、今後への意気込みなどを語った。
メンバーがそれぞれ思いを吐露
宇咲「#ババババンビに加入したのは3年前の17歳の時です。その時はステージに立つこともちょっと恐怖に感じてたり、メンバーと仲良くなれるのかなとかもすごい不安もいっぱいあったけど、入ってみたらすごく大好きなメンバーと出会えて、大好きなみんなと出会えて、いろんな楽しいことがあって、でも楽しいことだけじゃなくて、もちろんつらいこともいっぱいあって。でも、そんなのいっぱい乗り越えて、ついに今日こうして夢だった日本武道館に立てました。数年前の自分にすっごい楽しい世界があるんだよって伝えてあげたいなって思います。そしてきっと、この先ももっともっとキラキラした世界だと思うので、これからもずっと見ていてください。ありがとうございました」。
小鳥遊「私は大学を卒業して、人生で初めての芸能、初めてのアイドルに挑戦しました。でも、今までやってきた世界とは全く何もかもが違うアイドルという職業に、歌もダンスもできない、SNSも苦手な私は、本当に本当に、こんなにすてきなメンバーの中に私がいていいのかなって思うことも最初の頃はたくさんあって。コロナウイルスの影響でデビューライブも中止になってしまって、先が見えない真っ暗な中で#ババババンビを見つけて応援して、こうして会いに来てくれる皆さん、応援してしてくれる皆さんがいてくれたから、私はずっとずっと走り続けられました。今日こうして日本武道館を皆さんと一緒に迎えることができて、本当に本当に人生で一番幸せです。これからも精いっぱい頑張りますので、#ババババンビについてきてください。本日はありがとうございました」。
岸「岸みゆは生まれた時から体が小さくて、学校に通えなくなっちゃった時とかもあって、毎日リビングで泣いてる母の背中を見て自分を責めたこともありました。そんな両親に数日前、今すぐ実家に帰ってきてもいいんだよって言われました。でも、私にはみんなが待っています。もう弱くないよ、私。みんなと初めてできた夢、最後まで駆け抜けたいな。見ててね。何度つまずいても信じてくれてありがとう。何もなかった女の子に夢を与えてくれて、人生を変えてくれてありがとう。まだみんなにとっての最高のアイドルでいさせてください。今、心から笑顔で笑えています。とっても幸せです。ありがとうございました」。
近藤「私はアイドルが大好きで、アイドルにしか興味がなくて、やめたいなとか、熊本に帰りたいなって思った時はたくさんありました。今日みたいにこうして皆さんが照らしてくれるペンライトの紫色のおかげで、私は今日もアイドルでいられるなって思います。今日#ババババンビのライブを見て、皆さんが少しでも元気になれたり、私たちの音楽が少しでも誰かの勇気になったり、そんな活動がこれからもできたらうれしいし、私はアイドルになるっていう人生を選択できて、本当に心から幸せだなと思いました。夢を一緒にかなえてくれてありがとうございました」。
水湊「私は小さい頃からアイドルに憧れていたけど、オーディションに落ち続ける日々で、そんな時に#ババババンビと出会いました。もちろん大変な時もあったけど、それでもメンバーが、#ババババンビが大好きで、過ごしてきた4年間の日々全てが私の宝物になっています。日本武道館に立ちたいって言った時に『無理だよ』って笑われた日もありました。でも、そんな中で信じてついてきてくれたみんながいてくれたからこそ、今日こうしてここに立てていると思います。本当にありがとうございます。そして、私をアイドルにしてくれて本当にありがとう。アイドルになれて、こんなにすてきな景色を見ることができて、私は幸せ者です。何年たっても、きっとずっとずっとみんなのことが大好きです。今日は本当にありがとうございました」。
最後は「私たちのアイドル像をつづった」という楽曲「無重力ランナー」でライブの本編を締めくくった。
KADOKAWA
発売日: 2023/01/31