北村晴男弁護士が伝授! “痴漢冤罪”に巻き込まれないための4つの対処法
弁護士の北村晴男が、8月20日(日)放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演。「痴漢冤罪を回避するための授業」を行い、冤罪で捕まりそうになった時の対処法をレクチャーした。
北村によれば、痴漢で起訴されて有罪になる確率は99%。もしも有罪となり、各都道府県の迷惑防止条例違反となった場合は6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金を支払うこととなり、強制わいせつ罪の場合は6カ月以上10年以下の懲役が科せられるという。痴漢=公共交通機関内と想定されるが、ただ夜道を歩いていただけで痴漢と疑われることもあるそうだ。
まず、夜道でもしも職務質問されたら、録音することが大切。すべてが記録として残るので、警察も警戒し、無茶な捜査を抑制することができるという。本来、任意に従って潔く行動することが良いとされ、名刺を渡してその場を立ち去るのは非常に危険だそう。被害女性が警察にどう証言しているかが重要で、「多分あの人だと思います」と断言していたとすれば、逮捕状を請求され、身柄を拘束される可能性も出てくるという。任意同行を受けて取調室に入れられたら、この時のやり取りもすべて録音するべきであると伝えた。
そして、弁護士を呼ぶために必ず電話をすること。さらに今は、科学捜査が進み、DNA検査や微物検査により、触れたのか、触ったのか、揉んだのかまでわかるそうなので、「この人、痴漢です!」とあらぬ疑いをかけられたら、まずは両手を上げ、「今から私は何も触らない! DNA検査をやってくれ!」と叫ぶことが重要だそうだ。
この日、生徒役で授業を受けたパンサー・向井慧も、かつて痴漢だと疑われた経験が…。先輩芸人、相方である尾形貴弘と電車で横並びに座っていたところ、隣にいた女性から、いきなり「お前触ってんだろう! お前痴漢だから次の駅で降りろ!」と言われたという。お笑いライブのために渋谷駅で降りると、その女性が走ってきて今度は尾形を捕まえ、「この人、痴漢です!」と叫んだとか。駅員が来て「話を聞かせてもらえますか?」となったところに、正義感あふれる男性が現れ、「僕、見ていたんですけど、この人たちは何もしてなかったです。おかしいのはこの女性です」と説明をしてくれて、運よく助かったと告白した。
最後に北村は、痴漢冤罪の対処法を伝授。
任意同行で警察に連れていかれる際は、弁護士をつけるために(弁護士協会などに)連絡をすること
記憶が新鮮なうちに記録をつけておくこと
行動記録が残るアプリを携帯にインストールしておくこと
(夜道で職務質問された場合)防犯カメラの記録を強く要請すること
を教訓として挙げ、もしもの時に、しっかりと対応できる知識を持っておくことが大切であるとし、授業を締めた。
次回は、9月3日(日)夜9:58から放送。森本稀哲が“新庄剛志に影響を受け、自分を見失った過去”を告白する。
毎週日曜夜9:58-11:05
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