記者から「初回放送を直前に控えた今の心境は?」との質問が。伊藤は「日々撮影をしていく中で、果たしてこれは合っているのか?とかこれでいいのかな?とか、ちょっと不安になっている時の第1週の完パケで。改めて、やる気が出るというか、このまま突き進めばいい、いちいち立ち止まらなくていいじゃないかと思えた。放送が始まって、多くの方に見ていただけると、さまざまな感想が生まれると思いますが、それも含めて、パワーにできる気がします。放送はとっても緊張しますが、すごく楽しみで、自分に活を入れる一つの原料になるなと思います」と意気込むコメントを。
また、石田は「撮影が始まったのは去年(2023年)の夏の終わりくらいで、それがやっと4月から世の中に出ていく。わが子を世に送り出すような気持ちです。今までこんなに長いスパンで撮影をする作品に携わったことがないので、これが“朝ドラ”でNHKの歴史を感じるドラマか!って、気持ちです。そして、法律を扱っていることが、今の時代の日本にもピッタリくるというか。物事が変わっていく時代になんてピッタリなんだろうと、思います。世の中の感想が楽しみです」と語った。
そして、岡部は「“朝ドラ”は、たくさんの方が見ているので、色々な感想があると思います。でも、僕たちが楽しんで作ったので、絶対に面白く届くはずだと思っています。面白がってくれるんじゃないかと、ワクワクしています!」と楽しみにしている様子を見せた。
また、初回放送日の過し方について、伊藤は「SNSを開いて、“#虎に翼”を構えたまま、テレビの前で待ち構えて、見届けて、ある程度エゴサしたらリハーサルに向かいます(笑)」と笑顔で回答。すると、会場からは笑いが起きた。
最後に、制作統括の尾崎氏は「連続テレビ小説として、どのような題材がいいかを、脚本の吉田さんと話していて、三淵嘉子さんに出会った。三淵さんの人生やキャラクターがとても魅力的だと思い、結果的に法律を扱うドラマになりました」とドラマ制作の経緯を明かした。
続けて、「物語の中で法廷を描くシーンは何回も出てきます。主人公の身に大きく関わるような事件もあるし、主人公が裁判を傍聴することによって変わっていく部分もある。法廷が舞台のシーンはしっかり描かれるし、とてもドラマチックな解決に導かれて、カタルシスがあるような“リーガルエンターテインメント”の部分があると思います。しかし、朝ドラなので、家の場面もあり、(法廷のシーンは)物語の流れの中で何度か登場します」と話した。
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