コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、おにぎり2525さんがX(旧Twitter)に投稿した『初めての彼氏は超束縛男でした』をピックアップ。
作者のおにぎり2525さんが3月18日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、2.2万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、おにぎり2525さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
18歳の時に年の差12歳の初彼氏ができた。初めての彼氏で私はとても浮かれていた。しかし、その彼氏は”超束縛男”だった。付き合い初めに会社の上司と家族以外の男の人以外、男の連絡先をすべて消してほしいと言ってきた。「僕以外の男の人と連絡とる必要あるの?」と言われ、これには「ひ、必要ないよ、消すね!」と言うしかなかった。それから家族と会っている時も電話をかけてきたりしていた。
そんな彼には10年付き合っていた彼女がいた。その彼女とは別れているが、病んでいるため彼は定期的に会っているのだと言う。このことを姉に相談してみると、「少しでもしんどいって思うなら…彼と話し合ってみたら?」と言われた。その後も束縛は続いていた。
ある日夜勤を終えた彼を家でお迎えすると、胸ぐらをつかまれた。仕事を終えたのに会社から全然出てこなかったからだ。これには私もなぜ会社から出た時間を知っているのかと聞いてみると、タイムカードを見たということだった。上司に呼び出されたため時間が遅かったということを伝えると、彼は「おーえらいじゃん!」と軽く謝罪をされたのだった。
ある日、彼が出かけている時になにか良い曲がないかと彼のCDを漁っていると、1枚の写真が出てきた。その写真は彼とその元カノとの写真だった。日付を見ても先月で、2人は別れていないことが分かった。彼が帰ってきたとき、元カノとのことについて問いただしてみた。写真を見てしまったことを言うと、彼は「あれは昔撮った写真だから気にしないで~」とごまかしてきた。日付が先月だった、まだ別れていないなら付き合ってられないと彼に伝えると、「10年も付き合って別れたらかわいそうじゃん!」と泣き出してしまったのであった。
初めての彼氏がとんでもない束縛男だったというおにぎり2525さんの経験を漫画にした本作。ネット上では、「彼氏の気持ちが分かってしまった自分が情けない…」「最後の最後に声上げて笑ってしまった」「怖すぎる」「殺意ってこう芽生えるんだ」といった声が寄せられた。
――『初めての彼氏は超束縛男でした』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
大掃除のときに元カレからもらった手紙を発見してしまい、過去のことを思い出したら…
なんかこう…腹が立ってきまして(笑)、漫画でこのモヤモヤを消化しよう!と思い描き始めました。
――『初めての彼氏は超束縛男でした』 の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。
元カレが身勝手に泣くシーンです。大の男の人がメソメソ泣くのを見て、驚いた記憶があります。
――おにぎり2525さんの可愛らしいイラストに多くの方が魅了されていますが、描くうえで意識していることなどありましたらお教えください。
褒めていただくと、とても嬉しいです!!!ありがとうございます。キャラの描き分けが苦手で、毎回苦労しているんですが…
皆さんがなるべく見やすいようにと丁寧に描くように意識しています。
――初めての彼氏で大変な経験をしたおにぎり2525さんですが、同じような悩みを持つ方や彼氏を探してる方にアドバイスがあればお教えください。
はじめての彼氏は本当に頭の中がお花畑になって、思考が停止してしまうのですが…
自分がちょっと「おかしいな」と思ったら、その違和感を大事にしてください!
そういうのを流してしまうとズルズルと悪い方向に行きます。
――おにぎり2525さんの今後の展望や目標をお教えください。
2冊目の紙書籍を出すことです!電子も便利ですが、やっぱり紙をめくる感覚が好きなので…。
どこかお声かけいただけると嬉しいです!
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
ブログ開設当時から見てくれている読者さんがいるのですが、本当に感謝しかありません。
絵がまだまだ下手な未熟者ですが、皆さんが楽しめるような作品を作り続けられるように頑張ります!
これからもよろしくお願いします
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