乃木坂46の久保史緒里が5日、都内で行われたゲキ×シネ「天號星」初日舞台挨拶に、主演の古田新太、共演の早乙女太一、山本千尋とともに登壇した。
ゲキ×シネ「天號星」とは
『天號星』は、劇団☆新感線が2023年秋に東京・大阪にて上演した劇団の看板俳優・古田に早乙女太一&友貴兄弟が2人がかりで挑み、新感線史上最速の立ち回りで劇場を沸かせた話題作。今作で中島かずきが繰り出したのは、あっと驚く“入れ替わり”の物語。江戸の町で裏稼業に生きる人々の人情劇と奇想天外なストーリー展開を、主宰・いのうえひでのりが、これまでの“いのうえ歌舞伎”とは一味異なる、愉快痛快なガッツリチャンバラ時代劇に昇華させた。舞台を所狭しと疾走し連日大盛況となった本作を、映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、ライブの興奮はそのままに、洗練されたクオリティで臨場感溢れる『ゲキ×シネ』として届ける。
久保史緒里、古田新太のイジりにたじたじ
本作で劇団☆新感線の作品に初参加となった久保は「もともと新感線さんを客席で見に行かせていただいていましたし、先輩が出演されたりもして目標ではあったので、まさか自分が出演させていただく日が来るとは思わずびっくりしました」と目を丸くし、「しかも役どころ的に歌を歌うと台本を開いて知って、“これはまずいな、頑張らなくてはいけない”と思いました」と当時の心境を吐露。これに古田から「歌手でしょ!」と突っ込まれると、「一応ライブとかもしているんですけど(笑)」と苦笑。早乙女は「現役の方で新幹線というのは初めてですもんね。大阪の公演が終わったあとに大阪城に行ってライブしていた」と明かした。
続けて、久保は「休園日も本当はみんなで『ユニバに行こう』って話して、それも叶わなかったですけど、(劇団☆新感線は)初めてだったんですけど『ユニバ行こう』とか、『今日ご飯行こう』みたいな会話が飛び交う場所だったので、私もすごく楽しみながらみなさんと仲よくさせていただくことができました」と声を弾ませると、古田は「(乃木)坂はそういうのないの?」とイジり、久保は「あります!やめてください。余計なこと言わないでくださいよ(笑)。仲よくしているんですけど、1人で舞台に出る機会があまりないので」と苦笑し、「(古田を)今は『おとっつぁん』って呼んでいるんですけど、本当こういうこと言うんですよ。今日だって(報道陣の)みなさんがいらっしゃるから書かれちゃうじゃないですか。『坂が』とか(笑)。おっかないんですけど、いつもこうして楽しく会話していました」と笑顔を見せた。
また、古田と久保と山本の3人でディズニーランドにも行ったそうで、山本は「バスタ新宿から8時半発くらいのバスに3人で乗りました」と打ち明け、久保が「私たちは現地集合でいいんじゃないかって言ったんですけど」と明かすと、山本は「(古田が)行き方がわからないというのと、バスだったらお酒飲めるじゃんって感じで」とバス移動になった理由を説明。加えて、古田が「“美女と野獣”めっちゃ楽しかったです」と声を弾ませると、久保は「乗る前は『楽しいの?』って言っていたのに、出てきたら前のめりで『楽しかった!』って出てきたのでよかったと思いました」とうれしそうに語った。
◆取材・文=風間直人