昨年の10月13日の金沢公演を皮切りにスタートさせた47都道府県ツアー『ONE N' SWAG ~Hook Up!!!!!!~』も、残すはファイナルのパシフィコ横浜公演(4月27日)のみとなったONE N’ ONLY。いつもとは異なる場所でのライブは、彼らを大きく成長させたようだ。各地のSWAG(ファンの名称)たちと絆を深め合えた時間でもあった中で、彼らは4月10日に配信リリースしたニューシングル「DOMINO」をツアー中に早々と披露し、客席のノリに確かな手応えを感じたという。ラテン調の独特なノリとファンクを融合させたニュージャンルである「DOMINO」。中南米でのライブを実際に経験する彼らが歌うからこそ生み出せるノリは、確実にONE N’ ONLYの武器となったと言えるだろう。
今回はREIとEIKU(共にボーカル)に、47都道府県ツアーを経験しての気持ち、4月27日に控えるファイナルのパシフィコ横浜への意気込みを語ってもらった。加えて役者として活動している2人なので、“演じる”ことへの想いについても話を聞いた。
――ONE N' ONLY 5th Anniversary Project "5 N' 5"の一貫として47都道府県ツアーを、去年の10月からスタートさせていた訳ですが、実際に回ってみてどうでしたか? ライブハウスという、今までワンエンがやってきたホールでのライブとも違う場所でのライブ経験も、とても新鮮だったのでは? と思いますが。
EIKU:広さ的なところでも、特攻的なところでも、これまでやってきたライブとは随分違ったので、すごく勉強になりましたし、何よりも鍛えられたと思います。
REI:そうだね。仕掛けみたいなものがなくて、自分たちのパフォーマンスだけで魅せていくライブだったからね。
EIKU:ライブハウスは、本当に直にお客さんの熱量を感じられる素敵な場所だなって改めて感じましたし、徐々にお客さんもライブハウスの空気感に慣れてきた感じがあって、すごく熱いライブが出来たなって思ってます。お客さんが合いの手とかも入れてくれるようになったし、この先のライブの景色が変わっていくんじゃないかな? と思いました。
REI:ライブハウスの店長さんたちも、すごく快く迎え入れてくれて、ライブ後にも感想を言ってくれたり、“またいつでも帰っておいでね”って言ってくれたりしたんです! それも本当に嬉しかったです。広さ的な所では、ちょっと苦労しましたけど。KENSHINとか頭をぶつけたりしてたので(笑)。でも、そんなアクシデントもいい思い出になりました。
EIKU:アクシデントは、いろいろとあったよね(笑)。
REI:あったねぇ。まず、初日から衣裳が届かないっていうハプニングがあったんですよ!
EIKU:そうそう。3人分だけちゃんと石川県に届いて、後の3人分は何故か山梨に行っちゃってたんですよ。だから本当にもう間に合わなくて。
――え!? それは、どうしたの!?
REI:スタッフさんが近くのショッピングモールで急遽衣裳を見繕ってくれて、用意してくれたんです。
EIKU:そうそう、駅近のね(笑)。なんか、部屋着みたいな感じになっちゃって(笑)。
REI:ある意味スペシャルですよ! 初日の石川県だけ衣裳が違うっていう(笑)。初日からすごいデッカイハプニングだったから、ビックリしましたけどね(笑)。大変だったよね。
EIKU:大変だったね〜。熊本もヤバかったよね。
REI:熊本ね! そうそう! 急にブレーカーが落ちたんですよ。
EIKU:ライブハウスのある一帯が停電しちゃったんです。なかなか無いことみたいで、原因が分からないままなんですけど、1曲目のラストのサビあたりで電源が全部落ちて音も止まっちゃうし、辺り一面真っ暗になっちゃって。
REI:完全にハッピーバースデーな流れでしたよ。誰かの誕生日始まっちゃうかな? みたいなサプライズ感!
EIKU:あははは。そうだったよね(笑)。
REI:メンバー全員が声合わせて“え!?”って言いましたからね(笑)。
EIKU:そこからREI とか頑張ってトークでつないでくれてたけど、一向に復活しないから、一旦ステージからはけて。15分くらいだったかな。
REI:そう。ライブハウスの蓄電で復活して再開したんですけど、どうなることかと思いましたね。でも、みんなで力を合わせて場を盛り上げて、お客さんもそれでちゃんと盛り上がってくれて。本当になかなかない経験ですけど、すごくいい経験になったと思います。
――結構あったんですね、ハプニング。
REI:結構ありましたね、ハプニング(笑)。
EIKU:でも、それも乗り越えて無事に完走できたのは、本当に感謝ですね。
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