岡田准一、音尾琢真を告発!「ずっとおなかを蹴られた…」
岡田准一が、8月26日に公開初日を迎えた「関ヶ原」の舞台あいさつに、共演の有村架純、平岳大、東出昌大、伊藤歩、音尾琢真、和田正人、中越典子、役所広司、原田眞人監督と共に登壇。福島正則役の音尾のある行動を告発する場面があった。
本作は、世代を超えて熱烈なファンを数多く持つ歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、戦国史上最大の合戦・関ヶ原の戦いを描いた歴史スペクタクル。石田三成を演じる岡田は、大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年、NHK総合ほか)や、映画「蜩ノ記」(2015年)以来となる本格時代劇への出演だが、これが原田監督作品には初参加となる。
舞台あいさつでは“誰になって関ヶ原の戦いに挑みたいか”とのお題が。それに対し、石田三成役の岡田は「東出君として参加したい。背が高いので広く周りを見渡せそう。高台に乗ってる感じですよね」と高身長をいじると、「東出さんで戦いたい。背が高いのがいい」と音尾&中越も追随。それを受け、東出は「俺はキャラとして出てないよ!」と苦笑い。
すると、岡田はさらに「家康さまになりたい。というか役所さんになりたいです」と徳川家康役の役所への憧れを口にしていた。
伊賀の忍・初芽役の有村は「三成さまをあそこまで支えられるのは左近さましかいない。西軍の中でどっしりと構えてるのが好き。自分もそれくらいの気持ちで戦いに臨みたい」と左近のおとこ気にほれぼれだった。
一方、役所はというと「体形は家康のままで、初芽になりたい。初芽になって三成公の子宝を授かりたいですね」と斜めを行く発想で、役所に憧れる岡田も「さすが。絶妙ですよね」と感心していた。
そして、福島正則役の音尾が三成を蹴る場面を振り返ると、岡田は「太ももを蹴ってください、そこならば耐えられますといったのに、ずっとおなかを蹴られた。ほぼオールおなかだった」と告発。音尾は恐縮しきりで「カットがかかった瞬間に『もうずっとおなか!』と言われた。本当に申し訳ありませんでした」と演技に入り込み過ぎたことを反省した。
また、岡田は演じた三成公を「思」という字で表した。それは、先日の滋賀でのイベントで中学1年生・女の子から出たアイデアで「子どもたちと勉強会をしたときに、考えてくれた。それがしっくりとくる。原田監督が今の時代にそういった気持ちが必要だと三成を描いてくれたから」と説明した。
最後に、岡田は「映画が公開されてたくさんの方々に見てほしい。個人的なことを言うと、中嶋しゅうさんに映画が公開されたことをきちんと報告したいし、届けばいいと願ってきょうを迎えました」と、ことし急逝した共演者である中嶋さんへの思いと誓いを立てた。