“注目の美女”中田青渚、新田真剣佑&眞栄田郷敦の“妹役”でネクストブレイク必至…ほのかに香る“クラスのマドンナ感”と魅力的な声
「366日」で主要キャラの妹役
そして、「オーディションを受けたことがあり、いつか出演したいと思っていました」と目標にしていた“朝ドラ”「らんまん」にも出演するなど、2023年の飛躍を経て、さらなるブレイクを予感させる2024年4月クール。月9ドラマ「366日」では、2話から登場し、早速見せ場が。転落事故で意識がない兄の恋人であり、自分も知らない仲ではない明日香(広瀬アリス)に対して「もうここ(病院)には来ないでもらえるかな」と冷たく言い放つ。しかし、それも意地悪で言っているわけではなく、これから始まる“先の見えない生活”で「苦労するのは家族だけで十分」と思っていたからこその発言だ。ちょっと不器用だけど家族思いで心優しい女性、というのが一発で伝わってきた。
また、24日にスタートした国家の裏側・タブーに切り込んだ社会派政治ドラマ「フクロウと呼ばれた男」では、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた黒幕/フィクサーである“フクロウ”こと主人公・大神龍太郎(田中泯)の次女・理沙子を演じている。
大神家の末っ子で、恐らく甘やかされて伸び伸び育ったんだろうなと感じさせる雰囲気、歌手を目指してひたむきに頑張る姿、年上彼氏の前で見せる“甘さ”のバランスも良く、年の離れた兄姉にはやや距離を感じているものの、年の近い兄・龍(新田真剣佑)のことは慕っている節がある美少女を好演している。総理大臣にすら気後れせず意見を言える父・龍太郎もなかなか言いたいことが言えない感じで、ネックレスをプレゼントするシーンのやりとりは特にほほ笑ましかった。
抜群の歌唱力でブレイクの予感
今作で特筆すべきはその声。劇中で絢香のヒット曲「I believe」をお偉いさんたちの前で披露しているが、この歌声がまたカラオケ的な絢香のモノマネという感じではなく、アーティストがカバーしているような歌い方で驚いた。もともと演技のほうでもかわいらしい声が魅力的ではあったが、あらためてその声の魅力にひかれた。ドラマ内でオリジナル曲も披露しているが、これまた違うテイストの楽曲を魅力的に表現している。演技だけでなく、彼女の声にも注目してみてほしい。
龍太郎のようなフィクサーじゃなくても、その活躍をひそかに後押ししたくなる存在感を持つ中田。こじつけではあるが、この春は「フクロウと呼ばれた男」で新田真剣佑の妹役、「366日」では眞栄田郷敦の妹役という不思議な偶然も…。今後のドラマ・映画界に欠かせない存在になる予感がするし、何なら音楽活動のほうも期待してみたい。
◆文=森井夏月
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/house-of-the-owl/
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発売日: 2023/10/04