池松壮亮“半助”もビックリ、自覚してるのか無自覚なのか…隣同士で家とパートナーの取り違えが発生<季節のない街>

2024/04/28 09:00 配信

ドラマ レビュー

半助(池松壮亮)は日雇いの仕事を始めた(C)テレビ東京

宮藤官九郎が企画・監督・脚本を、池松壮亮が主演を務めるドラマ25「季節のない街」(毎週金曜深夜0:42-1:13、テレ東系/ディズニープラスにて配信中)の第4話「牧歌調」が4月26日に放送された。日雇いの仕事を始めた半助(池松壮亮)。一緒に働く益夫(増子直純)と初太郎(荒川良々)は酒付きでいい人だが、ひょんなことをきっかけにW不倫が始まった。(以下、ネタバレを含みます)

宮藤官九郎が20代の頃から切望していた企画を映像化


同作は、山本周五郎の同名小説をベースに、舞台となる“街”を12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある“街”へ置き換え、現代の物語として再構築。希望を失い、この“街”にやってきた主人公が“街”の住人たちの姿に希望を見つけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとなっている。

宮藤が20代のころから切望していた企画で、テレ東とディズニーの共同製作で実現。原作小説は、1970年に黒澤明監督が「どですかでん」のタイトルで映画化したことでも知られており、映画は1972年の「第44回アカデミー賞」外国語映画賞(現・国際長編映画賞)にノミネートされた。

群像劇を彩るキャストが集結


怪しげな男の指示で、街に住む人々の暮らしぶりを報告する仕事を請け負い、猫のトラと一緒に街に潜入する主人公・半助こと田中新助を演じるのは池松。街の青年部を率いる、母親の愛情に飢えた承認欲求高めな“親思い”の次男・タツヤ役を仲野太賀が務める。

また、街の近所に住む酒店の息子で、好きな女の子目当てで街に出入りしているオカベを演じるのは渡辺大知。さらに、オカベが恋する街で一番内気なかつ子役は三浦透子、タツヤの母・しのぶ役は坂井真紀、「どですかでん」と叫びながら“見えない電車”を毎日1人で運転する六ちゃん役は濱田岳、六ちゃんの母・くに子役は片桐はいり、六ちゃんのよき理解者であり街を見守るたんばさん役はベンガル

ほか、増子直純(怒髪天)、高橋メアリージュン荒川良々MEGUMI皆川猿時又吉直樹前田敦子塚地武雅藤井隆鶴見辰吾岩松了らキャストが集結し、“全員ワケあり&いわくつき”の個性豊かな住人として登場する。

酔っ払ったせいなのか、家とパートナーを取り違えてしまった


三本木(鶴見)に街の住民について報告して報酬をもらっていた半助(池松)だが、その仕事が住民のことを監視する“スパイ”的なことだと分かり、罪悪感を抱いたのだろう。それで日雇いの仕事を始めることに。

その仕事で、益夫(増子)と初太郎(荒川)と親しくなった半助は、仕事帰りに2人と一緒にコンビニで発泡酒を買って飲んだり、屋台で飲んだりする間柄となった。

益夫と初太郎はお隣さんで、酒が好きで、いつも酔っ払って帰ってくる。益夫は妻・光代(高橋メアリージュン)から、初太郎は妻・良江(MEGUMI)からいつも文句を言われていたりするなど共通点も多い。

そんな二人が家とパートナーを取り違えるという出来事が発生した。