<花咲舞が黙ってない>池井戸潤の痛快銀行エンタメ✕今田美桜の熱演に「かっこよすぎて鳥肌たった」と支持多数 放送済3話までを振り返りチェック
今田美桜が主演を務める、銀行を舞台に不正を絶対に見て見ぬふりできない花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿が痛快なエンターテインメント「花咲舞が黙ってない」。5月4日(土)に4話が放送予定で、今ならTVerで1話~3話が無料配信中だ。まだ放送に追いつけるこのタイミングで、「花咲舞が黙ってない」を振り返ってみよう。
第1話あらすじ
東京第一銀行羽田支店の窓口係を務める花咲舞(今田)は、ある日突然、人事異動を言い渡された。異動先は本部の支店統括部臨店班。相棒の相馬健(山本耕史)のやる気がないのは気になるが、エリート女性行員、昇仙峡玲子(菊地凛子)に憧れを抱いた舞は、本部への大抜擢!と大張り切り。
最初の臨店先は、古巣の羽田支店で、苦手な先輩・根津京香(栗山千明)と再会。臨店の仕事とは支店で起きた小さな問題の解決と指導、皆から嫌われる、誰もやりたがらないものだと知り、舞はショックを受ける。1日目の終わり。舞が暮らす実家の1階で叔父の花咲健(上川隆也)が営む居酒屋で、舞はビール片手に、その日の愚痴を健にぶつける。
がっかりしながら迎えた臨店2日目。臨店班宛に、羽田支店の藤枝支店長(迫田孝也)と取引先である株式会社エトランの癒着の調査を求める内部告発のメモが届く。送り主はこの支店の誰かに違いない!と舞と相馬は行員たちに聞き取り調査をすることに。昨年までエトランの融資担当をしていた根津に話を聞く中で、舞は根津が何か知っているのではないかと察するが、支店長のイエスマンである根津は、「存じません」の一点張りで話にならない。
根津の態度を不審に思いながらも、聞き取りを終えた舞たちは、エトランのクレジットファイルを確認。決算書類を見ていくうちに、藤枝が支店長になって間もなく、業績に見合わない2億円もの融資を実行していたことを発見。更に、そのすぐ後に、1千万円の不審な外注費が支払われていることが判明した。
告発文の真相に近づいているようだが、書類を見る限り、これ以上のことはわからない。すると舞は「直接聞いてみるしかないってことですよね」と、支店を飛び出し…すぐ諦める相馬健と、絶対に諦めない花咲舞の臨店班コンビが銀行のトラブル解決に動き出す。
初回から舞が銀行の悪事に真正面から立ち向かう姿が描かれ、正義感あふれる主人公・花咲舞を演じる今田にも「迫力に圧倒された」「この役にハマってる」「声に力があっていい」「真っ直ぐな役がぴったり」と称賛の声が寄せられていた。
第2話あらすじ
臨店班の舞と相馬のもとへ、シニア管理職研修(通称:たそがれ研修)を終えた芝崎太一(飯尾和樹)が、愚痴をこぼしにやってきた。たそがれ研修とは、これまで銀行に身を捧げてきた中年行員たちに、「これからの人生は自分で切り開いていかねばならない」とハシゴを外すような話をする無情な研修で、昨年は参加者の畑仲康晴(三宅弘城)が逆上して大暴れをしたのだと聞き、舞は少し気の毒になる。
そんな中、赤坂支店で情報漏洩に関するトラブルが起きたので様子を見てきて欲しいと臨店の指示が飛ぶ。早速出向いた舞と相馬が支店長に話を聞くと、取引先である白石珈琲の社長が、出店計画の情報漏洩を疑い、社員たちの口座に、情報の見返りに謝礼金が振り込まれていないかを調べて欲しい、とお客様センターに相談してきたのだという。
白石珈琲側の話を聞くため、舞と相馬は社長である白石吾郎(斉藤暁)のもとを訪れた。白石珈琲は、独自のマーケティング力を武器に店舗を増やしてきたコーヒーチェーン。だがここ数年、出店を計画していた場所に、ライバルであるオマールカフェが先に出店するケースが相次いでいる。このまま計画通りの出店ができず、赤字が続けば、夫婦で始めた1号店を手放さなければならなくなる。だから泣き寝入りするわけにはいかないのだ。と、白石社長は切実に訴えた。
何とか白石珈琲の力になりたいと調査を始めた舞と相馬の元へ、白石珈琲の融資担当者である八代(武田航平)がやってきた。八代の話を聞くうちに、情報漏洩の犯人は白石珈琲の社員ではない可能性が高いことが判明していく。
2話では銀行の臨店班に異動となった舞が二つめの問題解決を手掛ける姿が描かれた。視聴者からは「かっこよすぎて鳥肌たった」「堂々としていてかっこいい」「腹をくくった感じがよかった」「応援したくなる」と反響が寄せられていた。
第3話あらすじ
舞と相馬の次なる臨店先は、昇仙峡玲子の上司である紀本平八経営企画部長(要潤)や小倉哲業務統括部長(矢柴俊博)など歴代の部長や役員を輩出する名門店舗、銀座支店。
近々2億円の新規融資を控える重要な取引先で田沼英司(犬飼貴丈)が社長を務めるアクアソートから依頼された振り込みが、融資担当・坂野元(小林虎之介)のミスにより期日通りに行えない。というトラブルが発生し、舞と相馬は坂野と共に、入金が遅れた振込先に謝罪に向かう。到着した先は、シンバシサービスという営業コンサルタント会社。しかし社内は、オレオレ詐欺のアジトのような雰囲気で、奥には見るからに反社会的勢力風の男がどっかりと腰を下ろしている。その様子から舞は、アクアソートは詐欺に加担しているのではないか?と疑い、アクアソートの通帳を確認。入金専用カードを使った不審な入金が多発していることに気づき、アクアソートの事務所へと向かう。
舞たちを出迎えたのは、常務の土屋友康(中山求一郎)。社長の田沼とは大学の研究室にいた頃からの付き合いで、一緒に画期的な浄水技術を開発し、世の中に広めるために会社を立ち上げたのだという。田沼と土屋が互いを尊敬し合いながら、被災地や途上国の支援などもしていると知った舞は、クリーンな社風と2人の理想に感銘を受ける。しかし同時に、シンバシサービスのような会社と繋がりがあることを、ますます不審に思う。思い切って土屋に尋ねると、歩合で営業を委託している会社だと言うが、それ以上の話は聞き出せず…。
翌日、舞と相馬は田沼の研究所を訪れ、話を聞くことに。数ある営業コンサルタント会社から何故、シンバシサービスを選んだのか?と尋ねると、田沼は「知り合いの紹介です」とだけ答えて表情を曇らせた。その態度から、相馬は、田沼社長は詐欺に加担している、あるいは利用されているのではないかと確信する。
第3話はまたも銀行員の不祥事が発覚し、怒りのボルテージが上がる主人公・舞を体現する今田の演技に注目が集まった。SNSには「表情の演技圧倒された」「美桜ちゃんの演技かっこいい」「美桜ちゃんの眼力とせりふが身に染みた」「全力筋トレの美桜ちゃんかわいい」といった声が寄せられていた。