そして、ディズニープラスで独占配信された「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」。普通の女子高校生ナギと、落ちこぼれのドラゴン乗りタイムが、時空を超えて世界の危機に立ち向かう物語で、中島セナと奥平大兼がW主演を務めた。実写とアニメが融合する作品で、新田は伝説のドラゴン乗り“アクタ”役で出演。実写にもアニメにも登場するキャラで、アニメのシーンでは声優も務めている。また、架空の言語でのセリフにチャレンジしたことも話題に。
作品ごとに変幻自在に演じている新田。「フクロウと呼ばれた男」では流ちょうな英語でのセリフも披露しつつ、久々に“等身大の青年”の役ということで、俳優キャリアの初期の頃から多く演じてきた“誠実さ”だったり、“真面目さ”や“爽やかさ”など、新田の魅力とも言える部分が多くフィーチャーされている。
同作は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた黒幕/フィクサーである“フクロウ”こと大神龍太郎を主人公として、国家の裏側・タブーに切り込んだ社会派政治ドラマ。
龍太郎役を、ダンサーとしても活躍する田中が演じ、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍を繰り返す父親に反して、対極な生き方で「正義」を掲げる大神龍役を新田が務める。
もちろん爽やかさの中にもこれまで世界を股にかけて活躍してきた彼ならではの独特のオーラが醸し出されていて、父親役の田中同様に、“タダ者ではない”感じも内包している。
新田の過去の作品もチェックしつつ、5月8日(水)には最終回まで含め3話一挙配信される「フクロウと呼ばれた男」のクライマックスに酔いしれたい。
◆文=田中隆信
※記事内、山崎賢人の「崎」はタツサキが正式表記
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