片岡愛之助、「僕の一番の夢はロケに出ることですね(笑)」
テレビ朝日系で放送中の東山紀之主演ドラマ「刑事7人」(毎週水曜夜9:00-9:54)で、サイバーセキュリティー対策に関して警視庁内随一の能力を持つ刑事・山下巧を演じる片岡愛之助にインタビューを行った。
第3シリーズに突入した今作では、東山演じる刑事・天樹悠ら“最強のスペシャリスト7人”が再結集し、東京臨海エリアでうごめく“最強の敵”に立ち向かう。
内面的な部分は原点に戻った感じがします
――山下を演じられて3年目ですが、いかがですか?
山下はパソコンが得意なんですけど、実は僕はまったくダメでして…。なのでまずはそこから勉強していきましたね。それで第1シリーズ、第2シリーズと徐々に進化していったのですが、今シリーズでは内面的な部分は原点に戻った感じがします。
――今作では第2話以降、山下は謎の血文字を残して失踪してしまいますが…。
山下は誰よりも正義感が強いので、独自で捜査を進めていくうちに暴走してしまうんです。それが失踪にもつながっていくのですが、仕事でご一緒する方からもよく「山下って死んだんですか?」とか、「あの後、どうなるんですか?」と聞かれます。
――インターネットでは、「山下死亡説」とか「山下スパイ説」などで盛り上がっています。
「乞うご期待!」としか言えないのがつらいですね(苦笑)。台本を読んでいても、「これはおもろしいなぁ」と一気に引き込まれましたから。僕のファンの方からは「(僕が)出てくれないんだったら見ない!」とまで言われてしまって、「全部見てください!」という感じです。
ロケに出たいんですよ。これが僕の一番の夢です
――豪華出演者陣がそろう現場の雰囲気は、いかがですか?
東山さんとは昔からの仲なので、良くしていただいています。高嶋(政宏)さんも、よく僕のお芝居を見に来ていただいていますね。
ただ第1シリーズのころからずっとそうなのですが、皆さんとご一緒することがほとんどなくて…。昨日もほとんど一人で30シーンくらい撮影していました(笑)。
それにずっと部屋にこもっての撮影なので、ロケに出たいんですよ。これが僕の一番の夢ですね。東山さんたちが、「今日のロケ、暑かったね」とか話しているのを横目に、うらやましいなと思うんです。
――では、今作ではまだ一度もロケには行かれてないと…。
念願のロケが第1話でありました! ですが、皆さんが事件の捜査をしている中、僕一人離れたところで銃弾の痕跡を調べていたりとかするんです。
なのでシーンの最後で、監督さんに「みんなと一緒に歩きたいですか?」と聞かれて、「もちろんですよ!」と言って無理矢理入れてもらったんです(笑)。そのときは楽しかったですね。
ドラマも歌舞伎も、本質的なものは同じ
――8月に「刑事7人」のシリーズ初となるLINEスタンプが発売されましたが、使われていますか?
プライベートでも、よく使っていますよ。すごくいい感じです! 高嶋さんとはよくLINEするので、スタンプを送り合ったりしています(笑)。
――ドラマの合間にも、舞台や本業の歌舞伎で精力的に活動されていますが、ずばり歌舞伎とドラマでのお芝居の違いはありますか?
初めてドラマに出演させていただいたころは、全然違うものだと思っていました。ですが、役を構築していく上で本質的なものは同じだと思うようになりました。
――お忙しい合間を縫って、ゲームをされていると聞きましたが…。
ゲームは好きです。最近「ドラクエ」の新作が発売されて、「すぐにやりたい!」と思っていたんです。ですが歌舞伎に舞台にドラマと仕事が立て込んでいて、やる暇がないんです。
ですから、ここは我慢しようと思って仕事に没頭していたら、妻が買ってきてくれたんです。
そんなの、やるしかないじゃないですか(笑)。それでも、ほんの少しだけやって、今は封印しています。仕事が落ち着いたら、一気にやろうと思っているので。
――では最後に、ドラマ終盤に向けての見どころを教えてください。
第1シリーズから見てくださっている方も、今作から興味を持って見ていただいた方も、皆さんが楽しめる作品になっています。僕が考えもしなかった結末を迎えます。本当に最後の最後までどんな展開が待ち受けるのか分からないので、固唾をのんで見守ってください。そして、失踪した山下がどうなるのか予想しながら見てください。
毎週水曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系にて放送
※第9話は9月6日(水)、最終話は9月13日(水)
■「刑事2人」動画、「刑事7人」漫画は下記公式サイトより
【HP】http://www.tv-asahi.co.jp/keiji7_03/