奇妙な連続殺人事件が発生…“家族愛”をテーマに衝撃的な真相が暴かれる「ずっとあなたを待っていました」を振り返り

2024/05/14 12:00 配信

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交錯する“家族愛”に注目


「ずっとあなたを待っていました」ではハラハラドキドキの捜査劇とは別に、“家族愛”についても非常に考えさせられる作品となっている。本作には、ジンソンとと母親のヨンヒ、ヨンウンと母親のジョンスク(ぺ・ジョンオク)、ヨンジュと母親のジャンミ(キム・ヒジョン)という、3組の母子が登場。作中で刑事・検察官として活躍する我が子を見守りながらも、時には“肝っ玉母さん”ぶりを発揮する母親たちの姿は非常に印象的だ。

例えば、ジヌが殺人犯として疑われ逮捕された際、アリバイを証言するために駆け付けたヨンヒは「悔しくてたまらない」とブチ切れる様子が描かれており、歯に衣着せぬ物言いは見ていて爽快感すら覚える。

またヨンウンの母・ジョンスクは、“ある理由”からあらゆる犠牲を払ってまでヨンウンを守ろうとする。その方法は物語終盤になると明らかになるが、行き過ぎた愛情からネット上では「溺愛っぷりがヤバい…」などのコメントが寄せられていた。

ちなみに、3人の母親役は韓国のベテラン女優たちが演じていたことでも話題に。まずジンソンの母・ヨンヒ役のチャン・へジンは、大ヒット映画「パラサイト 半地下の家族」で母親のチュンスク役を演じたことでも知られる大御所女優の一人だ。

またヨンウンの母・ジョンスク役のペ・ジョンオクも、主演2作を含む30本以上のドラマや映画に出演してきた実力派女優。そしてヨンジュの母・ジャンミ役のキム・ヒジョンも、“苦労人を演じさせたら天下一品”の演技力で、多くの視聴者を虜にしている。

スリリングな事件解決劇はもちろん、母親の“子を愛する気持ち”や“兄弟への愛”など、様々な“家族愛”が錯そうする本作。この家族愛が“事件の真相”に大きく関わってくる点も、他のサスペンスドラマとは一線を画す注目ポイントだ。