コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、作者で漫画家のしばひろさんが、我が子を褒めている時の様子を描いた『普通に褒めるのに飽きている』をピックアップ。しばひろさんが、2024年4月15日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、1.4万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではしばひろさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
思わず笑ってしまう独特な褒め言葉
親子のとある日常を描いた本作。ある日、作者のしばひろさんが“ちょうちょの形をした物”を手に持ち「これはちょうちょだよ、ちょうちょ」と息子のベベダモくんに教えると、ベベダモくんは幼いながらに「ちょうちょ」と上手に言ってみせる。
「ちょうちょって言えるの!! すごいね!!」としばひろさんに褒められて、べべダモくんも嬉しそうな表情を浮かべる。そしてしばひろさんから「もう一回言って?」と言われたべべダモくんは、再び「ちょうちょ」と上手に発音する。
すると、普通に褒めることに飽きたしばひろさんは、「IQ200あるね!?」「かわいいオリンピックワールドレコード」「大天使」「人生楽勝」など、色々な言葉でべべダモくんを褒め出すのだった――。
本作を読んだ人たちからは、「褒め方が天才」「この褒め方はやる気出る」「かわいすぎる」「微笑ましい…」「ワードセンスが最高」などの声が寄せられている。
褒めのパターン化で飽きてきた時に生まれた微笑ましい物語
――『普通に褒めるのに飽きている』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
普段から何かにつけて褒めているのですが、褒めのパターンが一緒で私が飽きてきたので、いろんな褒め方をしてみたところ、ちょっと面白かったからです。
――本作では、様々な言い回しで褒める姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
無限に褒め方があると思うので、セリフが続いてくように終わりのコマを描きました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
最後の「人生楽勝」というセリフはそうなってほしいという願いも込めてるのでお気に入りです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか
普段の生活のちょっと面白いと思ったことからです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
読者に光景が伝わるように意識しています。
――今後の展望や目標をお教えください。
このままこのようなことを続けていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
独自の褒め方があったら教えて欲しいです。