綾野「俺は麻衣を誰にも渡したくない。一緒に自分の人生を生きよう」
麻衣の真意が分からない綾野は、突然の婚約解消の理由が分からず困惑する。息子の結婚のカラクリを知った綾野の父・勲(飯田基祐)は、経営再建のために過疎地医療を廃止することに猛反発。綾野は必死に説得を試みるが、とりつく島もない。
そんななか、往診に出かけた勲が、交通事故で頭部に外傷を負って丘陵セントラル病院に運び込まれる。手術はミヤビたちの手によって無事に終わるが、勲には喜怒哀楽を抑えられなくなる「社会的行動障がい」という後遺症が残る。しばらくの間、勲に代わって綾野が過疎地の診療所へ通うことに。地域の人々と関わるうちに、綾野は勲の事業の大切さを痛感する。
綾野は麻衣との結婚を諦めて、過疎地の事業を受け継ごうと考えるが、勲に自分の人生を生きるように告げられる。
綾野は麻衣と会い、もう一度最初からやり直せないかと言う。麻衣が驚いて「私はあなたにやりたいことを犠牲にしてほしくないの」と言うと「ありがとう。だから決めたんだよ。俺は麻衣を誰にも渡したくない。綾野病院もカテーテルもどれも諦めたくない。一緒に自分の人生を生きよう」と話す。「2人ともここにいられなくなるよ。私たちなんにもなくなっちゃうんだよ」と麻衣が心配そうに言うと、綾野は麻衣を抱きしめて「大丈夫だよ」と言い、綾野の決意を受け止めた麻衣も綾野を抱きしめ返すのだった。
綾野が麻衣の存在の大切さを噛み締めて再出発しようとする姿に胸が熱くなった。X(旧Twitter)でも「岡山天音が上手すぎてもう…」「俺たちの天音がマジで本格的に世間に見つかるドラマになってるってことでOK?」「今日も綾野先生と三瓶先生それぞれにキュンキュンした」「ほんとに神ドラマすぎる…」と絶賛の声が寄せられ、トレンド1位となった。
◆構成・文=入江奈々