伊原六花が主演を務める「肝臓を奪われた妻」(毎週火曜夜0:24-0:54、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)が現在放送中。原作はMana(絵)・JYUN(ストーリー)の「肝臓を奪われた妻」(LINEマンガ連載)で、最愛の夫から裏切られ、復讐の炎を燃やすシングルマザーのヒロイン・北山優香(伊原)が、理不尽にも肝臓を奪われてしまうという、衝撃的な展開から始まる痛快な復讐劇となっている。
この度、WEBザテレビジョンでは、同作のプロデューサーを務める桑原丈弥氏にインタビューを実施。制作秘話やキャスト陣の魅力、今後の見どころなどについて話を聞いた。
タイトルだけからは想像できないストーリーに期待
――完成した映像を見た率直な感想をお聞かせください
主演の伊原六花さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣の快演、支えてくれた監督やスタッフのお陰で、脚本制作に携わり先の展開が分かっているはずの自分が、気が付くと想像以上に引き込まれており、これは良い作品になるなと確信しました。
――「肝臓を奪われた妻」の実写ドラマを制作したきっかけは何だったのでしょう?
とにかくタイトルが強烈でした。最近は過激なタイトルのドラマが多く、インパクトは大事にしたいと思っていましたが、数ある候補の中でもぎょっとするタイトルで大変印象に残りました。また原作のファンの方も多く、タイトルだけからは想像できない繊細で複雑なストーリーに、単なる復讐ドラマ以上のものが作れるのではないかと思いました。
主人公“優香”は他のヒロインとは違う
――復讐の描写や刺激的なシーンも多いですが物語をつくる上で、監督とはどのような打ち合わせをされましたか?
ドラマとして大事に描きたかったのは、実は復讐や過激なシーンではありませんでした。見てくださってる方も、もちろん我々も、誰しもが持ちうる感情である純粋な嫉妬や、ただただ幸せになりたいという欲求を表現したいと思いました。過激なタイトルだからこそ、そこを丁寧に描いていきたいという話は一番最初に監督と一致した部分です。伊原さん演じる主人公が、他の復讐ドラマのヒロインと違うのは、復讐することに悩み、自身が気付かぬ間に傷ついているところです。その繊細な感情を描くという点は、毎話意識していますね。