【SWEET LOVE SHOWER 2017】東京スカパラダイスオーケストラにまさかのゲストが参加!
DATS
山中湖の湖畔に佇む小さなステージ・WATERFRONT STAGEにはDATSが登場。ことし6月に待望のデビューアルバムをリリースし、FUJI ROCK FESTIVALを筆頭に数多くの夏フェスに出演していた話題のニューカマーを一目見ようと、ステージには多くの観客が詰め掛けた。
オープニングナンバーは「Amazon」。PCやサンプラーなどを駆使したエレクトロかつキレのあるビートで、夕暮れどきの湖畔を踊らせていく。その音に釣られるように、カヌーなどを楽しんでいた人々も、ステージの方へ集まってくる。
「あらためましてDATSです。今日は30分しかないけど、その30分が忘れられない時間になるよう頑張ります」という、杉本亘(Vo)の真摯なあいさつから、披露されたのは「Mobile」。
クールなトラックながらも、杉本は観客へ盛んに手拍子を要求するなど盛り上げていく。音数は決して多くはないものの、クラブサウンドとも親和性の高いビートで、後方で立ち見をしていた観客たちは存分に体を揺らし始める。
続く「Netflicks」では、先ほどまでと比較してポップなサウンドを展開。ここまでサンプラーなどを操作していた杉本は、ステージ前方へ踊り出てハンドマイクで歌い出す。ついには斜面に腰掛ける観客のもとへ歩み寄り、ヒップホップ的にあおり立てていく。
その後、杉本は「今日は、みんなとセッションしたいと思います。皆さん手拍子をください」と語り掛け、その場で観客の手拍子をサンプリング。さらに、おのおのが刻んだリズムでトライバルなビートを形成する中、杉本が水を張ったフロアタムを一心不乱にたたくパフォーマンスを見せると、観客からは大きな歓声が上がった。
「Run」では、ガムランなどアジア的なサウンドをサンプリングしつつ、まるでヘッドバンギングでもできそうな縦ノリなサウンドを展開。また、早川知輝(Gt)がここぞとばかりに豪快なエフェクトをかけていく場面も。さまざまな要素を盛り込みながらも、根底にあるスタイリッシュな佇まいは変わらず、観客を心地よく踊らせていった。
最後は「大自然に囲まれて演奏できてすごくうれしいです。自然がなければ生きていけないし、リスナーがいないと生きていけないので、誰のおかげで今ここに立てているのか、かみ締めながら演奏したいと思います」という杉本の言葉から「Candy Girl」を。軽快な四つ打ちサウンドで、爽やかにフロアを揺らしていった。
【Day1】10月20日(金)夜9:00-0:00ほか
【Day2】10月21日(土)夜9:00-0:00ほか
【Day3】10月22日(日)夜9:00-0:00ほか
SPACE SHOWER TVにて放送